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ヒルマ・アフ・クリント展

ヒルマ・アフ・クリント展、隙間をぬって、行ってきました。
すごいものを見たんだと思う。
情報が多くて脳みそがぐったりしてしまって、その日は、よく寝ました。

占星術、錬金術、タロットに興味のある大きなお友達はぜひ、行って欲しい。
こんなタロット、あったかも、と思うような作品だったり、これ、錬金術ちゃうの?という記号があったりです。

解説によると、「スピリチュアルな」とあるのだけど、私は純粋に世界はどうなっているんだろう、見えないところを知りたい、という事だったじゃないか、と思います。
当時のアプローチがたまたま、降霊術だったり、自動書記だったりだんじゃないだろうか。
いまのリサーチ方法が、ネットでググったり、CT撮ったりするのと同じ感覚。

(このかわいい児童文学への挿絵のウラは自動書記)

私はこの展覧会に行く前に彼女の絵を見た時に
「なんか、これ細胞みたい、DNAのらせんで、これミトコンドリア、あ、これは細胞分裂だ」と思っていました。
なので、科学的な人なんだろうなと思っていました。

それは、結構当たってるんじゃないかと思います。

彼女は、アカデミアで肖像画、植物画を学んでいて、職業画家となることでキャリアのスタートを始めています。

よく見ると、解剖学も踏まえた挿絵になっています。
そして、彼女の植物画は、チョーゼツうまい。

ここ、大事だと思うのです、チョーゼツうまいテクニックがあるからこそ、「降りてきた」イメージを具体化できるのです。

「宇宙意識が~」という、アヤシいスピリチュアルのイメージ、描く絵が、あまり(とても)すきじゃないのです。
しっかりしたテクニックがあるからこそ、降りてくるものを現実化できるのです。

当時もいまも、細胞内の器官であるミトコンドリアやDNAは「見えない」ものです。
DNAの物質としての発見は1869年、らせん構造の発見が1953年。
ミトコンドリアの発見は1857年ですが、その中身や機能についてはよくわかっておらず、1950年代でもまだ迷走中でした。

その当時もその存在があるかどうかもわからなかった、見えないものを彼女は描いていて、160年後の私たちが見ているのです。

見所はいくつもあるのですが「10の最大物」シリーズは周囲に椅子があって、好きなだけ没入できる配置となっていました。
考えてみれば、この大きい作品、(しかも、紙とか水彩が多い!)を損傷させずに日本まで持ってきてくれて、しかもガラスなしの展示というのはホント、ありがたいことです。
世界の展示をみても、この暗さと展示スタイルの東京国立近代美術館のセンスはすごいと思います。

そして、鑑賞者のなかでは、心なしか、ドイツ語がよく聞こえるのです。
インバウンドで日本人より多い海外の観光客の町では、中国語、台湾語、英語が聞こえるのに対し、場所がらか、静かな方が多いようでした。

こうしてくると興味のあるのは彼女のホロスコープ(すいません)が気になります。

Astrotheme から(出生時間不明)

https://www.astrotheme.com/astrology/Hilma_af_Klint

彼女の太陽は蠍座に、月は射手座に。
このタイミング!と思うのは、彼女は牡羊座の海王星があり、今回、海王星のリターンで、この展覧会が開かれています。
見えないからこそ不安、という現代において、見えないからこそ知りたいしワクワクするじゃない?と言われているよう。

だとしたら、今、世界中で彼女の展覧会が続くというのもわかります。

DNAの発見は牡羊座に海王星があったときで、DNAのらせん構造は天秤座に海王星があったときです。

彼女はシュタイナーの支持者だったのですが、当時の最先端の発見の情報が彼女に届いていたのかどうかは、わかりません。
でも、牡羊座に帰ってきた海王星は、私たちはどういうインスピレーションを与えるのだろう、とは思います。

ニコ美のアーカイブもあります(2025/6/30(月) 23:59 まで公開中)

でも当然ながら、実物に比較して0.1%、1000分の1くらいの情報量です、もちろん。

https://live.nicovideo.jp/watch/lv347355508

見る、とかじゃなく、没入していく感じです。

ヒル・アフ・クリント 公式サイトhttps://hilmaafklint.se

東京国立近代美術館 企画展サイトhttps://www.momat.go.jp/exhibitions/561

ヒル・アフ・クリント展公式サイトhttps://art.nikkei.com/hilmaafklint/

海王星の記事https://note.com/divinus_jp/n/nd380efbe7583

シュタイナーとヒルマ・アフ・クリントについての記事「ヒルマ・アフ・クリントへの旅」https://inscript.co.jp/contents/hak04

ちなみにSNSの考え方も掲示されていました。

#ヒルマアフクリント #ヒルマ・アフ・クリント展 #東京国立近代美術館

出品リスト(PDF)
https://www.momat.go.jp/wp-content/uploads/2025/03/561-list-jp.pdf


実は、東京国立近代美術館にくるのは、ン年ぶり。
常展もみておこうと思いました。

新収蔵品も楽しかったのですが、三岸好太郎の作品があったのがうれしかったです。

彼の作品が好きで、札幌で仕事があったときには北海道立三岸好太郎美術館に行きました。
彼の作品「飛ぶ蝶」
文化遺産オンライン →https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/242525

最初にみたときは考えてなかったのですが、サビアンだわ、これと思いました。
天秤座1度「突き通す針により完璧にされた蝶」

北海道立三岸好太郎美術館https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/mkb

静かな雨が皇居に降っていました。

ヒルマ・アフ・クリント展 2025.3.4 ~ 6.15
東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー

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