9月22日乙女座で新月があります。
この新月は部分日食で、南極の付近で起こります。日本からは見られません。
(NASAのサイト → https://eclipse.gsfc.nasa.gov/SEdecade/SEdecade2021.html )
日食は、特別な新月。次の日食は2026年2月。それまでの約半年、影響があります。
占術家によっては食の時間と影響の長さは関係がある、とされる方もおられますが、今回は部分日食でもあり、影響は次の日食まででしょう。
食の影響は前倒しの事も多く、1週間くらいまえから影響がある方もおられます。
また、月がみえないからといって影響がないわけではありません。
こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/29502
さらに、この食がその方のホロスコープのどこで起こるかも関係するので、個人における影響はさまざまです。
この日食は、2025年の春分図と類似点があるので、春分図に示された象徴が現実化するトリガーになります。
2025年の春分図については、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/87454
コミュニケーションや関係性が正しく認識できていて、きちんと交渉できているのか、がちょっと疑問。(中略)詳細はまた、来年、となるのですが、国土、国ついてのテーマがありそうです。国境(土星)がいつの間にか溶けていく(海王星)ので、現実的な侵略というより、いつの間にか不動産が海外のものになっていました、や、日本のルールがなぜか、うやむやになっていて、混乱しています、も読めるので、イメージはつかみにくいのですが穏やかではありません。
この日食と同じところで起きた過去の日食は2007年9月11日の日食です。
サロス周期では154。
サロス周期とは同じようなところで起こる一続きの食のグループ。
だいたい、18年ちょっとで同じ場所で同じような食が観測されます。
それが1200年から1500年くらいで地球を一周していくという、気の長い周期です。
なので、2007年の秋ぐらいにあったことと似ている事象も起こりやすいです。
ちなみに2007年秋の出来事
・安倍晋三首相(自民党総裁)が突然の辞任表明
・民営化に伴い、日本郵政公社が解散
・食品の賞味期限、原材料表示偽装
日食は、社会的な変化、個人では公的、仕事の変化を象徴します。
また、月が地球と太陽の間に入り、太陽が見えなくなります。
太陽と月の間に地球が入りこむことから、月を経て太陽や宇宙につながる経路が断たれることになることになり、地球での物質化、現実化に焦点があたります。
地球という物質化の世界が見えなくなるので、一度、何かを失うような体験をすることになります。
日食が不吉だというのは、この物質界の喪失体験があるからだと思うのです。
また、月は、私たちが受肉して地球におりてくる宇宙と地球の間にある天体。
その月に太陽のエネルギーと焦点があたることで、自分が地上に受肉するまえの「目的」を確認することもあるでしょう。
地上での喪失体験を通じて、本来の目的の再確認が日食だと思うのです。
個人への直接的な影響だけではなく、また社会的な影響が大きく、社会が動くことによる個人の影響となることもあります。
太陽と月は、1ハウス乙女座。
乙女座の最後で起こる日食ですが、月はこのあと2時間弱で天秤座に入ります。
前回の月食では、過去や傷と向かい合って、そっと手当をするようなことができることに、自分の価値を見いだしていました。
この日食、新月では、そもそも、その相手、対象との関係を見直していくところになります。
人間関係において、相手に過剰な期待をしていないか、あるいは、負担に感じていないか、ということを細かく分析していきます。
その結果、自分としてはどう、動いていくのか、です。
(社会としては、対外国、外国との関係、国境の問題がありそうなのは、上の春分図との類似で書いた通りです。)
アセンダントは乙女座で水星は、水瓶座冥王星、双子座天王星とともに風のグランドトライン。
交渉し、ロジックを構築しプラットフォームをデザインし、新しい情報の流れに乗っていけるときです。
ただ、乙女座でもあり、また、海王星は牡羊座で対抗の魚座サインではありません。
なので、この日にすぐ動きがあるというより、翌日の秋分以降に動きだすでしょう。
9月22日は翌日の秋分の日をはさんだ、飛び石の休みの真ん中。
なので、ビジネスとしては9月24日水曜日からが本格的な変化の動き。
この日食を起点として、人間関係、契約が変わっていく、新しくなっていく。
コラボレーションする、連合する、共同して動くということもあるでしょう。
あるいは、自分の節目となる、という方が多いと思いますし、社会的にも動きが大きくなると思います。
7月25日の獅子座の新月が、なかなかの爆発力をもっていて、その前の参院選、また日本の政治の動きがあったように、
このあたりから、そのパワーで誰と組むか、ということが大きなテーマです。
このあと、火星が蠍座に入り、風のグランドトラインから、水のグランドトラインが目立つようになります。
新しい流れはわかった、でも、気持ちがついていかない、を受け止めていくときです。
アイキャッチは新月のサビアン乙女座30度「聞き取られなかった間違い電話」
集中力。やるべきことをしていく度数。
もし電話に気がついたとしても、それは間違い電話だったので、気がつかなくて、むしろ、良かったね、というあたり。
でも、その集中してやってることって、なんだろうか?
自分の事?相手から頼まれたこと?
他者、相手に対して犠牲的になりがちなのは気をつけたいところ。
それ、誰のためにやってる?
月が木星、金星に近づいていきます。新月に向かっていく月に寄り添うようです。
(国立天文台のサイトから https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/09-topics02.html )
チャートは、さくっとホロスコープ作成 さんでつくりました → https://nut.sakura.ne.jp/wheel/horo.html