立春。旧暦では、春の始まりのこの時期を、1年の始まりと考えていた事もあります。
この日から、春です。まだ、寒いけど。
陰陽五行の考えでは、
春の色は、青です。青春の青。
青いものを身につけるのがよい、とされています。
感情としては、怒。臓器としては、肝臓で、目や爪に表れます。
ストレスがあると、イライラと怒りやすくなります。
この季節は、気がのぼりやすいので、さらにイライラします。
だから、やけ酒を飲んで肝臓に負担をかけ、
その結果、肝臓を悪くし、黄疸となって、
目のしろい部分が黄色くなったり、
指にさかむけができたり、爪が割れたり、ということです。
だからこの季節には、目と肝を大切にケアするのが、おすすめです。
蒸しタオルに精油を使ったホットアイマスク。
爪については、ハンドマッサージも。
また、お酒はほどほどに。肝を養生するといわれる食材、ニラ、アサリを摂るように。
また、この季節に調子が悪いのは、
前の季節の、冬の養生が足りなかったから、と考えます。
東洋医学では、冷えをとることが大切ですが、
この季節は特に、冬に戻った気持ちで、冷えをとるために暖かく。
冬の食事、鍋物などを食べて、ゆっくり休むことです。
また、ストレスでおなかをくだす、胃がいたい、という方。
このストレスは自分と相手と間で生じます。
つまり、自他をわける事が問題となっているのです。
自他を分けるものは、免疫。
免疫に大きな関係があるのが、皮膚、呼吸です。
肺も外気と自分の間にある器官なので、免疫に関係します。
ですから、ストレスについては、肺の養生も効果的です。
肺の養生では、呼吸法なので、肺を意識した深呼吸を。
また、シソや菜の花は、おすすめの食材。
肺と肝、脾を養生して、身体も温めます。
春むけになっていない身体も温めてくれます。
今の自分の養生するタイプを知りたい方は、慶応大 渡辺賢二先生の未病チェックシートのサイトへ。