拝殿はみんなが集まれる場所とか、目印にあるもので、こちらのパワーの源は、ここ。
神社的な名称としては、厳島神社、あるいは弁財天、とあります。
確かに、弁天様の感じはするのですが、
この泉の力は、もっと古く、根源的なものだと思います。
もともと、この湧水の聖地があって、そこに天速玉姫命(あめのはやたまひめのかみ)を
久自(久慈 くじ)からお迎えしたのだと感じました。
天速玉姫命は、古事記とか日本書紀には登場されない神さまで、地元の方のようです。
水の女神さまです。
こちらと、大甕神社とこちらは、
ご夫婦、というかペアという事もあるようです。
そして、この清浄さは、ステキです。
水、というのは、浄化するのですが、いろんなモノをのみこんでしまうので、
水のある聖地は、時として、そんなモノが残っている事があります。
ここは、そんなこともなく、さらさらとしています。
ガンガン湧いているというほどではないのですが、
浄化の勢いの方が、落としていく、あるいは、残っていくモノより強い事もあります。
また、ご奉仕される方々のお気持ちも感じます。
池の底はうす緑。水底の砂を踊らせて湧水が湧いています。
(聞いた話では、石灰岩とかヒスイとか聞いたのですが、
詳しくないので正確に記憶できず。
あ、そうか。だから硬質な水質なんだな、と思って忘れてしまいました)
大きな黒いサカナが、ひらっと泳いでいました。
道路をはさんて、この湧水は、向かいのイトヨの里泉が森公園に流れこんでいます。
ご朱印をいただいた後、神職の方、宮司さんとお話させていただきました。
黒いサカナは、この池の主だそうです。
以前は、泉にたくさんサカナがいたのですが、イトヨの里泉が森公園ができたときに
そちらに抱きかかえて移したそうです。
ただ、一匹だけ、どうしても捕まらないサカナがいて、
それは、ここの主だろう、と残したそうです。
なかなか、でてこないので、巡り会ったのはラッキーですよ、とのこと。
ちょっと、姿を見せてくれたのね。
泉神社
(いい感じのホームページ。たぶん、あの神職の手書きの境内の地図です)
イトヨの里泉が森公園 日立市のページ
平成百選 泉が森湧水及びイトヨの里泉が森公園 環境省のページ