熱海には何度も来ていて、この神社の前も何度も通っていますが、「古いお社だなあ」という印象はあったのですが、初めての参拝。
失礼いたしておりました。来宮神社の文字は、來宮神社とサイトにありました。
たぶん、この数年でかなりの「リニューアル」をしてるんじゃないでしょうか。
奉仕される方が替わられたか、くらいの新しさ。
参道からして以前と違う。
こんな竹なんか、ハヤしちゃって。まあ、シャレオツになっています。
ちょっと考えてみれば、神社、あるいはお寺という場所は、「庭と建物」なのだから、そこにプロの手がはいって当然なのです。
もちろん、社家やお寺の家の方、あるいは日々、奉仕される方のお気持ちがあってこそのものだ、と思うのですが、その建築やデザインはやデザインは、プロに任せるのもひとつの方法。
時々、「ああ、これなんで塗っちゃったんだろう」というような日曜大工のようなところも、見ることがありますし。
そもそも、仏教伝来の時にもたらされた塔や寺院も、当時の最先端のデザインだったわけで。
スマホを置いて、自撮りしてくださいと、しかも、インスタグラムのハッシュタグ #来宮神社 まであって、アップしよう、とあります。
すげー。
そして、英語の案内図も近くにあるのですが、カメラの絵があるので、英語を母国語としな
い海外のお客様にもわかります。
いいですか、ここで「参道の真ん中は神さまの通り道なんだから、通ってはいけません」などと、目をつりあげないで。
みんなが、楽しそうに撮っていますし、「絵」になるのです。
参道の真ん中、について言うと、まあ、実際、参道の真ん中は気持ちいいです。
でも、ちょっと混み合っている参道だと、そこにいたらジャマだし、行きと帰りが左右になんとなく分かれている方が、ストレスないでしょ?
だから、真ん中は通らない、というのは理にかなっていると思うのです。
そして、よく見るとこのスマホ台、参道の真ん中より、ちょっとずれています。
拝殿。
今は、参道の直前に、東海道線の高架と高いビルが建っているのですが、その昔は、海を望む場所だったと思います。
日曜だったのですが、それにしても混み合っています。人気があるのは、わかります。
この神社にご奉仕される方が、参拝者が気持ちよく、楽しくなれる聖地を目指されていることに対する答えです。
拝殿で、前にでてこられるのは、男性的なエネルギー。
ご祭神は、日本武尊、五十猛命(イタケルノミコト)、大巳貴命(オオナモチノミコト)とあるので、戦いやアグレッシブな感じがするのでしょう。
でも、その奥にあるのは、自然のエネルギー。大きく、優しく、そして怖い。
それが、來宮大明神。
ここ、來宮神社、きのみや、は、木の宮、であり、気の宮です。
軽々しく扱えるパワーではないのですが、かなりライトな案内になっています。
いや、本質はもっと黒いぞ、と思っていました。
掃き集めた紅葉がハートになっていて「KINOMIYA」の木札があります。
「さあ、撮って。そして、SNSにアップして。」というメッセージ満載なので、載せておきます。