新海三社神社にいってきました。
「君の名は。」のモデルのひとつの神社でもあり、新海監督の故郷でもある小海町です。
このあたり、海から最も遠い地点の佐久市なのに「海」という地名があちこちに残ります。
この海は、湖の事。八ヶ岳の水蒸気爆発、あるいは山体崩壊によってできた堰止め湖の事らしいです。
調べてみたら、9世紀末887年の南海東海地震あるいは、八ヶ岳の水蒸気爆発で山体崩壊が起こり、その結果、天然のダムができてしまったようです。
さらに、そこでできた堰止め湖が翌年、決壊した事があるようです。
しかし、その後、百年以上にわたり、この天然のダムは残っており、このあたりの「海」という地名となって今も残っているそうです。
土地の記憶は、数百年以上も残っているのですね。
日本で海から一番遠い地点 佐久市のサイト
「佐久市では、「日本で海から一番遠い地点」へ到達された方へ認定証を発行しています。到達された方のお名前、日付、郵送先、現地で撮影した写真とともに下記までご連絡ください」
と佐久市のサイトにありました。
早川由起夫研究室 から
早川由紀夫(2011)平安時代に起こった八ヶ岳崩壊と千曲川洪水。歴史地震、26、19-23 (PDFです http://www.hayakawayukio.jp/publication/paper/HE26_19_23_05_Hayakawa.pdf )
歴史地震研究会 から
八ヶ岳大月岩屑なだれ(887)によって形成され、302日後に決壊した天然ダム (PDFです
http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/rzisin/kaishi_25/HE25_134_135_Inoue.pdf )