占いTVの「あまから秘宝館」のホステス、マダムとしてゲスト(とSUGARさん)のステキな一面を引き出している辛酸さんですが、もともと、私、なんで知っていたんだろう、と思っています。
確か、なにかのお芝居のチラシだと思います。
今を去ること300年前(笑)ですが、年間に50本以上お芝居をみていた時期があります。
下北沢、渋谷、新宿、池袋といくつも劇場があって、1日に2本見る事もありました。
たぶん、その当時か、あるいは、そのあとの時期だと思うのですが、その劇場で配られるチラシのなかに辛酸さんのイラストがあったのだと思います。
でも、当時のチケット、チラシは、人生の断捨離をしたときに捨ててしまって、根拠が確認できないのが、くやしいところです。
そのあと、ああ、この人、エッセイも書くんだ、という流れで何冊か読んだという事だと思います。
その辛酸なめ子の最近のエッセイ、なのかな?これ。
魂活道場
あのオカルトの老舗雑誌の月刊「ムー」の連載の単行本になったものだそうです。
(この記事を書くので久しぶりに、ムーをググってみたら、サイトも活発で、なんだかうれしくなりました。なつかしい)
辛酸さんは、今までもいくつもの、スピリチュアル系のレポートというかエッセイを書いていらして、この道の先達(せんだつ)でいらっしゃいます。
また、占星術の松村潔さんとの対談の本も書いていらして、これも楽しいものです。
で、この魂活道場に登場されるのは、30人以上のスピリチュアル系の方々。
その方々に、取材とおっしゃっていますが、会いにいかれて、セッションしたり一日入門されるというスタイルです。
その相手の方からも、ひと言、辛酸なめ子さんの感想を書かれています。
この相手の感想を読むのも、そのスピリチュアル系の方の横顔がチラっとみえるところです。
そのなかでも、さすがの鏡リュウジさん。人の気持ちをハズさないし、コメントがすごく上手。
そして、たぶん、これを読んで、ああ、この人おもしろい、と思って、その方にアプローチすることもあるんだと思うのです。
でも、こうして並べてみると、自分のいるスピリチュアル界隈が、実にアヤシいという事がよくわかります。
読みながらも、そりゃないだろ、と思う事たくさんあり、でも、そうでもないか、と思い直しつつ。
そして、勉強になったのは「クリックアウト」という言葉。
急な眠気におそわれることで、脳の情報処理能力を超えてブレイカーがおちたような状態だいうことです。
神社参りをしていると、ガクッと寝ちゃうことがあって、これだったんだ、と納得した次第です。
自分では、神さまあたり、と呼んでいました。
先日も、明治神宮にお札を納めて、ご昇殿してきたのですが、自宅に帰って、靴下を脱ごうとして座った状態で、寝てしまって、かなりお尻を冷やしました。そのときの様子はこちら。
辛酸なめ子さんのホロスコープです。もう、松村さんも解説してますし、あまから秘宝館のお相手のSUGARさんも、読んでいらっしゃるのですが、一応、賑やかしで。
ご年齢からして、木星にスイッチがはいったところ。
魚座木星は、霊的な集合無意識である天底にくっついていて、魚座というスピリチュアルなんでもあり、の世界からのエネルギーを受け止めています。
それを、作家、情報発信を仕事とする水星と向かい合っています。
また、この水星、太陽が、東の地平線の海王星と強い配置。
社会的な仕事として、なにかを書いていく、情報を発信していくのですが、その対象が、ややアヤシい世界。そして、そもそも、彼女は、アヤシい世界が彼女の住み家。
でも、そこに「それって、どうなの?」「現実には、ありえないよ」と細かく太陽と水星がツッこみをいれていくスタイルになっています。
そして、たぶん30代後半になるまで、この海王星と木星の霊的な部分に振りまわされていたのでしょうけど、ここにきて、やっと木星にスイッチが入って、本来のアヤシい世界をイキイキと描写されているとお見受けいたしました。
一応、書いておくと、その年齢になったからといって自動的になるのでは、ないと考えています。
それは、その方の魂活道場の修行によるのです。
前書きから
「きっと分かれ道は18歳くらいだったのだと思いますが、もはや先祖霊のざわめきも耳に入らず、目の前の仕事に尽力していたら、いつの間にか四十路となっておりました。
・・・・「婚活」圧力を感じて悩んでいる女性がいたら、ぜひ「魂活」と脳内変換してみてください。わたしはこの、魂活修行のおかげで、少しずつこの世に居場所ができた感じで、生きていってもいいんだという思いになることができました」
魂活道場の先達のお言葉は、胸に響きます。
魂活道場
また、松村潔さんとの対談本も、おすすめ。
人間関係占星術講座 ~愛と幸せは星の力で引き寄せる~
あまから秘宝館 アーカイブ
ムー 公式サイト
SUGARさんが辛酸なめ子さんのチャートを読んだブログエントリーは、こちら。
「平成が生んだ和製ボーヴォワール」と書いていらっしゃいます。こちらも、さすがでございます。
チャートは、MyAstroChart さんで作りました