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薬草ハンター、世界をゆく:義足の女性民族植物学者、新たな薬を求めて

実はタイトルでちょっと躊躇したのです。
植物のハンターといえば、日本では珍しい植物を世界中からイベントのために「ハント(狩り)」されていた方が活躍されています。
最近は、マスコミには登場されていませんが、とても見事なお仕事だったし、公園の仕事はデザインも含めてステキだなと思いました。
でも、どこかで植物がその場所から持ってこられて、イベントに利用されるのに違和感があったのです。
あのもってきた植物、イベントが終わったらどうなるのだろう、と気になっていたのです。

一方で、私たちはいまでも植物からとった薬の恩恵を受けていて、古くから利用しています。

著者のクウェイヴさんは、ベトナム戦争で使用された枯れ葉剤の影響で、生まれながらにして骨の形成異常があり、片足は義足です。また、成長過程でも何度も手術をされています。

小さいころに顕微鏡をのぞいて、ゾウリムシを発見したことから始まって、アマゾンのヒーラーに逢い、イタリアでパートナーを見つけて、自身の研究室と植物標本室をたちあげていらっしゃいます。

そういった彼女の半生記です。

彼女のパワーのもとは彼女のお母さんの力も大きいように思うのです。
引用します。

母は、わたしがほかの女の子と同じだという確固たる信念をもっていた。わたしの脚を大問題にすることもなければ、必然的に生じるあれこれから逃げることも許さなかった。「やりたいことはなんだってできるのよ」

彼女はいまも大きな脅威となっている全く抗生物質の効かないMRSAをはじめ、薬剤耐性菌との戦いの武器を、世界中の植物に求めています。
アオカビから抗生物質のペニシリンが発見されたように。

そして、この半生記のなかには、障害をもつこと、女性であることの不平等さ、自然破壊と生物多様性の問題、それからパートナーと家族の温かさについて、怒濤のような情報とともに書かれています。
登場する数値には引用文献がついており、植物には学名と科名が添えられています。
その気になれば、この学名をもとに、どんなハーブをイタリアのおばさんから教えてもらっていたのか、とか、アマゾンの奥地で吐き気をおさえるのにヒーラーが煎じてくれたお茶の葉について彼女と共有できるのです。

この本は、新型ウィルスによる感染症のパンデミックが始まった2020年で終わっています。
最終章のタイトルは「カサンドラの予言」
ギリシャ神話に登場する王女カサンドラ(カッサンドラー)は、トロイアの王女で、未来を予知する能力をもっていました。
しかし、呪いをかけられて彼女の予言は、誰も信じませんでした。
カサンドラはトロイの滅亡も予言したのですが、これも誰も信じなかったのです。その結果、トロイは木馬で陥落し、カサンドラは悲劇的な最期を迎えています。

私は、彼女自身の名前「カサンドラ・リア・クウェイヴ」にかけているのだと思います。
でも彼女は自身をカサンドラになぞらえて、嘆いているわけではないのです。
実にリアルな提案があります。

引用します。

しかし、これから起こることを予測するのに予知能力は必要ない。人類が誕生したときから、感染症は人類を悩ませてきた。次の脅威にそなえるためには、未来に投資しなければならない。

ここは占星術のサイトでもあるので、彼女の誕生日はやっぱり知りたい。
太陽は双子座で、射手座の海王星と向かい合っています。
出生時間が不明なので、月は牡羊座か牡牛座。
多様性を求める双子座。

そして、多様性を求めるというと、以前、牧野記念庭園で、植物学者の牧野先生のお仕事にふれたときにも、柔軟宮強いなあ、と思いました。
牧野先生の記事も書いております。こちらで → https://divinus-jp.com/archives/40341

途中にでてくる、ちょっとわからないなあという専門用語はすっとばして読んだとしても、とてもおもしろいです。

おすすすめ。

薬草ハンター、世界をゆく

カサンドラ・リア・クウェイヴ 公式サイト → https://cassandraquave.com/

「ペニシリンの発見について」製薬協 くすりのあゆみ → https://www.jpma.or.jp/junior/kusurilabo/history/person/fleming.html

FYE® Conference 2022 での講演(クウェイヴさんの動画)

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
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