「ああ、そんな事、書いてたっけ?」と思われるくらい久しぶりのCharシリーズです。
お約束なので、最初はここから書きます。
占星術では、出生時間がわりと重要です。
出生時間がわかっていれば、ホロスコープに現われた象徴が、実際にどこで現実となっているのががわかります。でも、実際の占いのセッションでは、その場でご自身の出生時間がわかっている方は少ないかもしれません。
特に占星術で重要な天体である月は、1日のうちでも次のサインに移動することがあるので、実際には、お話をしながら読んでいくことになりますし、わからなくても全く問題ありません。
でも、一方で、どうしても出生時間が知りたいなという時は、占星術のやり方で、推定して決めていく事があり、これをレクティファイといいます。
レクティファイの方法については、本が1冊必要なくらいに手順があり、考え方も研究されているようですが、これをやってみようと思いました。
レクティファイするのは、Char
理由は、好きだから(もういい? 笑)
そして、この一連の記事は、レクティファイというより占星術をつかって好きなCharを勝手に語る記事なので、興味のある方だけついてきてください。
しかも、この記事は誰も読まなくっても続きますので、そのおつもりで。
前回までは、天王星、土星や木星など天体が、個人のチャートにかかってきた時の人生イベントをみながら候補にあがったチャートを、というよりCharについて書きました。
今回は進行の月です。
進行の月は、その人の内側の時計。いまどんなマイブームなのかが示されます。
それをいくつ候補をあげた出生時間のホロスコープすべてでやってみます。
好きだから。
実践向きではありません、もちろん。
今まで起きた人生イベントのなかで、むしろショックだったことや人生の転機となった時は、外側の私から見てもわかりやすいはずです。
なので、そういったイベントを探して、その時の進行の月がどのハウスにあったかをみていきます。
イベントとして選んだのは、JOHNNY,LOUIS,&Charの最初のコンサートの日。1978年12月28日。
できれば年齢が少ない方が誤差が少ないのでよいとされていますが、当時Charは23才。
話は少し遡ります。
21才で渡米して集めたメンバーでだしたファーストアルバム「Char」
それからデビュー前からつきあいのある天野滋の歌詞でつくたファースシングル「Navy Blue」
Char
だけど、大きなヒットとなったのは、22才のときの阿久悠作詞のセカンドシングルの「気絶するほど悩ましい」でした。
バンドメンバーを自分で集めて自分の好きな音楽をやりたくて、でも実際にやってることは歌謡曲で、出演した番組では、「カラオケで歌って」といわれたりする芸能界。
「気絶するほど悩ましい」の頃は、かなりピリピリしている時期だったようです。
開き直って芸能界をみてやれ、という気分だったとあとでインタビューで言ってたけど、時々、ブチキレることもあったようです。
今でも動画をググると、ふてくされている感じで歌っている様子や、歌番組でギターを投げているCharの動画がでてきます。(一方で、これも体験、と言っていてやっていることもありました)
っつーか、見てる方もジミー・ヘンドリックスがギター燃やしたりしてたし、ソレってカッコいい!キャー!だったです、こちらは。
まあ、オレの気も知らないで、だったでしょう。ごめんなさい。
それで、バンドやりたいという気持ちから、ゴダイゴと組むことになり、サードアルバム「THRILL」をゴダイゴと作成し、全国ツアーもやってます。
当時のゴダイゴは、「ガンダーラ」も「モンキーマジック」も売れる前で、Charの方が有名だったという印象がありましたが、それが、ツアーの途中からなぜかゴダイゴパートが大きくなってきて、実際、ガンダーラとか演ってるんですけど、まあCharの音楽じゃないです、それって。
ただ、当時のゴダイゴのメンバーの特定の誰々とは一緒にやっていきたかった、とはどこかのインタビューでCharは言っていました。
で、最終的にはミッキー吉野とのミーティング(対決、と言ってました。出典ははっきりしませんが、どこかのライブだったかな)で決別することになるわけです。
なので、前回の木星の記事で書いたように、六本木EXシアターのライブでミッキー吉野とのハグがあって涙があって、の場面では、オーディエンスもこのあたりを知っているので、良かった良かった、と泣いてしまうわけです。
ただ、このミッキー吉野からまーちゃん(ルイズルイス加部)とジョニー(ジョニー吉長)とやれば、と言われたのもひとつあって、JOHNNY,LOUIS,&Char(JLC)の結成になるのです。
ミッキー吉野に言われる以前に、最初のファーストを作るときにジョニーに声をかけたけど、実現しなかったということもあるのですけど。
なので、やっと本格的に自分たちの音楽をやっていけるようになった、というのがこのJLC。
自分たちの音楽をやっていくぞ、という気持ちが強い時です。
そのJLCのデビューは文化庁主催の芸術祭奨励コンサートというイベントだったのですが、そのあとの単独コンサートがこの1978年12月28日です。
たどりつくまで、長い(笑
なので、ずっと上の方にもどっていただくと。
一番左の枠が出生時間の候補になっている時間。最初に候補にした出生時間がA~Eまであります。
その、それぞれの出生時間の5つのチャートで、1978年12月28日での進行の新月のハウスとサインをだしてあります。
p月は、プログレスの月という意味です。
芸能界でアイドル的な扱いをされて、でも、バンドもうまくいかなくって、やっと自分らの音楽をやるぞ、という時なので、進行の月が社会に向かずに、下がっていくのはないと思うのです。
ただ、このコンサートもちょっとトラブルがあって、すんなりとはいかなかったのです。
そのあたりから、ここから出生時間を考えていくと、これかなぁ?と思うものもありそうです。
レクティファイ、着地しました(笑
このCharシリーズはこちらもどうぞ。
出生時間を考える
ゼニスを探す
プログレッシブな太陽
木星を追う
(続く・・・予定.。文中敬称略です。失礼しました)
Char 公式サイトzicca
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。