境内はそれほど広いわけではないのですが、周辺にとても広い公園に囲まれています。
この神社にお参りするときにくぐった鳥居がとても大きいのです。
境内の広さに対して、大きすぎる感じもします。
ご由緒によると、もともと西日本最大と言われた荘園の島津御荘(しまづみしょう)の鎮守さまとして、平季基(たいらのすえもと)公が伊勢神宮からご分霊をいただいたのが最初とありました。
この場所へは、明治になってご遷座されてきたとのことです。
島津の歴史、明治のことを考えると、明治に県社になって、こちらに遷座されたという、その移転の時になにかあったのかな、と思いました。
そして、西日本最大の荘園の鎮守としての神社であったとしたら、あの鳥居の大きさはわかります。
公式サイトにも、「島津荘 総鎮守」とされています。
まあ、いろいろ経緯があるのかもしれませんが、この地をお守りいただいている神さまでいらっしゃるようです。
鳥居の左右に向かい合う形で入口をお守りされている神さまがいらっしゃいます。
ご挨拶して進みます。
ご挨拶します。
扁額に、「神宮宮司 徳川宗敬」とあります。あの徳川家の血筋の方で、伊勢神宮の宮司をなさっていた方。
なんだか、明治政府、あるいは中央の権威が示されているようです。明治までは島津の荘園の鎮守様、ということだったのですが、いろいろあるのかな。
暖かな地域を守っていらっしゃる神さま。天照皇大神(アマテラスオオミカミ)と豊受姫大神(トヨウケヒメノオオカミ)が主祭神です。
お隣の基柱神社(もとはしらじんじゃ)には、菅原道真公と、平季基(たいらのすえもと)公。
こっちのお宮もいいなあ。
授与所には、今どきのキャラをつけた付箋などの授与品もあって、ちょっと楽しい。
今でも島津御荘として、この地域を守っていただいている神さまです。