遠江国(とおとうみのくに/とほたふみのくに)の一の宮です。
遠江国は静岡県の西部。
このあたりの初詣といったらこのお宮、とこちらに来てうかがいました。
鳥居の前に駐車場があって、この日は平日だったのですが、賑わっています。
参道に入るところに橋。禊(みそぎ)の川をわたるとともに、神域にはいるのです。
この参道の左右も深い森に包まれています
途中で大黒様の歌の看板がありました。歌えます、私。
そこから、ずっと歌いながら歩きました。
ご祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)、別名大国様(だいこくさま)と公式サイトにありました。
この歌は「因幡の白うさぎ」を助けられた歌です。
一の宮はどこものびのびとした空気があるのですが、ここはむしろこの森に包まれていて広がっていく感じがしません。
そして、ここは里宮っぽい。
参道にそって流れている川の上流にある奥宮に気持ちが向かっていきます。
そして一の宮といっても、中央の神さまというより、この土地におられる神さまの感じ。
大己貴命は、天照大神とは違う国津神だからでしょうか。
拝殿の前に大黒様の打ち出の小槌、こづち、っていう大きさじゃないけど。
このあたりの神社は徳川家康公の力添えがあり、家康公の足跡を感じることができる事も多いです。
縁むすびの御利益があるそうで、参拝の列ができています。
お守りも授与いただけるそうです。
一の宮というと、国家、あるいはその土地の繁栄を祈願するお宮が多いのですが、ここは個人のお願いごとを受け止めてくれる神さまです。