白金のお社。
広い国道ではなく、ちょっと狭い道路に面していて小高いところにおられる。
階段をあがります。
拝殿、本殿のうしろも少し高くなっていて、ここ、港区ですよね?のような森になっています。
ご神門は柏。三柏(みつかしわ)だけど、痩せ三つ柏なのかな。
柏は、食事を司るという象徴であると聞いたけれど、ご祭神は素盞嗚尊、日本武尊、櫛稲田姫尊。
ご挨拶します。強い神さまだなあ。
ちょっと横にまわらせていただいて、本殿が見えます。
鰹木(かつおぎ)の本数が多くて、屋根がキュッとなっていて出雲大社の雰囲気があります。
素盞嗚尊(スサノオノミコト)は、いろんな面をもった神さま。
でも、いま新型コロナウィルス感染症の世の中であれば、疫病退散の御利益を祈願しました。
ご祭神は後醍醐帝など、南朝の方々。
ちょっと珍しい春日造りのお社。
後醍醐帝は吉野神宮でお参りさせていただいたけれど、現代の都である東京の居心地はいかがお感じなのでしょう。
少し登ったところにお社があって、稲荷山のようです。
周囲にはあじさいが咲いていて、しっとりして稲荷社の雰囲気に似合っています。
港区という東京の真ん中でありながら、ご神気が強く感じられるお宮。
そして、神さまは猫を膝に抱いておられる優しさもあるのです。