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占星術のはじめの一冊 (2022年)

西洋占星術のお勉強するための最初の一冊について書きます。

占星術は、最初に覚えることがちょっと多いです。
そして、自分が占星術を勉強し始める頃には(およそ400年前という設定ですけど(笑 )、当時はまだ手のひらのなかにはいるスマホもありませんでした。
なので、基本となるホロスコープ(チャート)を書くこと自体がメンドくさかったので、そこでエネルギーを使い果たしてしまいました。

最近はホロスコープはネットでだせるようになりましたし、自分のサイトも含めてネットでいろいろ書かれています。

もちろん、ネットやyoutubeで占星術を楽しむことができるのはいい時代になったなあと思います。
毎日のように動画をみるのは楽しいし、ラインのお友達登録で受講できる無料講座のアカウントもあります。

でも、あくまでも、それはきっかけだと思います。
そして、ラインの無料講座のアカウントは、「○○万円の講座。24時間以内にお申し込みなら○%OFF」につながっていったり、「大丈夫かな?コレ」というレベルのアヤしい内容もあります。

なので、ホントにお勉強したいという方は、古いようですが、まずは本を1冊お選びいただくことをおすすめします。
本はずっと手元に残りますし、なによりどんなに高くても、○○万円ほどではありません。
むしろ、1万円でたくさん、おつりが来ます。
そして、ここにおすすめする本は、何度でも繰り返し読むことができるので、さらにお値打ち(笑

なので、まずはこの1冊を、というおすすめの本を書いておくことにしました。

そして、申し訳ございません。

1冊になりませんでした(笑


実際に自分が最初に買った本は別の本なのですが、今、考えるとまず、これを読んでいたら最初につっかかることが少なかったと思うのはこちら。
「新版 しあわせ占星術」

イラストというか漫画たくさんです。
だからといって「ゆるい」とか「中途半端」ということはゼッタイない。
占星術を勉強するほど、ああ、これってよくわかる(し、それによくあたる)と思うのです。

それから、
「基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門」

この本も、私が買った最初の本じゃなかったのですが(どれだけムダ遣いして、回り道してるのか)、今思えば、これも、最初に読みたかったです。
天体記号の書き方から書いてあるのです。
山羊座なんか、どうなってンの?と思いましたから。
そして、もちろん、しっかりした理論が後ろにあるのです。
続編の「続 基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門」もおすすめします。

まず、この2冊です。


次に、ホロスコープをつくるには、「ホロスコープ 無料」で検索するといくつかサイトがでてきます。
ご自身の使いやすいサイトでいいのですが、そのなかでもひとつ選ぶとすると、登録は必要ですが、Astrodienstの無料ホロスコープ をおすすめします。https://www.astro.com/horoscopes/ja

最初だけでなく、いろんなことを調べられるのでずっと使えるからです。
検索してここ(青い矢印)からです。


こちらは、自分の占星術の語彙をどんどん、増やしていくためにという次のステップ。

ネットの評価で購入される方も多いと思いますが、できたら実際にパラッとみてからにしてほしいのです。
私がみるポイントは、ハウスの解釈が自分にとってしっくりくるかどうかです。
でも、あくまでも「私の」なので、ひとそれぞれで。
リリスについて書いてある本がいい、と思えばそれでいいし。
ふんわりしたイメージが好きな方だったらそういう文体を選べばいいし、さらに装丁で選んでもいいと思います。
自分の事を知りたくて読む人や、実践的に読みたい人。それぞれに好みのテイストが違いますし、好きじゃないと続けられないからです。

そのどれが「正しい」という事はないくらい占星術は自由で懐(ふところ)が深いと思うのです。
もちろん、「正しい・正しくない」を離れて、イケてる解釈だなあ(と、それからダサいなあ)という文章はあります。

それから、ここから先は、是非、信頼のある先生の講座に行っていただいた方がいいのです。
youtubeとかネットではだめ。タダだから。
講師の先生のお持ちになっている知識や経験をタダで手に入れようなんて、あり得ない。

今どきはリモートやZoomでの講座もあるので、ぜひ、それを利用してください。

そして、そのうえでおすすめするのは、こちらの本。

「占星術の教科書Ⅰ」

占星術を知れば知るほど、「鏡リュウジ、スゲー」と思うのです。
占星術のバックグラウンドに神話にもふれられていて、でも、優しい言葉でわかりやすい。
「このサインのこの天体ってどう読んだらいいんだろう?」という時の辞書的な使い方もできます。
こちらも「占星術の教科書Ⅱ」「占星術の教科書Ⅲ」がでています。

さらに鏡さんの監修されたこちらの本。

星の叡智と暮らす 西洋占星術 完全バイブル

海外の占星術の本は、イラストや写真がたくさんあってなんとなく眺めているのも楽しい本が結構、あるのですけど、日本にはないなあと思っていたのです。
でも、これはイラストがたくさんあるフルカラー。
この記事が「はじめの一冊」としたのですけど、この本は、ある程度、お勉強された方がイメージを膨らませたり、言葉を増やしたりするのにいいと思うのです。


こちらも日本でのこの分野の偉大な先生の著書。
「完全マスター西洋占星術」

10天体12サイン12ハウスのどれもが均一に、しかも、実践的に書かれているのがすごい。
でも、最初から通読しようとすると、挫折します。
最初は辞書的に使っていて、でも、何度もふり返り、読み返していくほど学びが深くなります。
続編の「完全マスター西洋占星術Ⅱ」では、すべての基本アスペクトを網羅しています。
さらにすごいのは、アスペクトだけを扱った「アスペクト解釈大事典」も書いておられます。
(でも、この「アスペクト解釈大事典」は1万円では買えない鈍器本。なので、最初の1冊、あるいは2冊めにはおすすめできません。内容はリッチなのですが、最初にこれを買って、「やっぱ、占星術無理だわ」という方がおられたとしたら、1万円以上の出費は後悔すると思うのです)
蛇足ながら「完全マスター西洋占星術」は1万円でおつりが来ます。


アロマ占星術では、こちらの本
「星のアロマテラピー」

最初の方の部分では、ホロスコープの基本的な読み方を説明されています。
ここだけでも10天体12サイン12ハウスの解釈を経て、実際のホロスコープを読むところまで網羅されています。
そして、アロマテラピー、精油と結びつけられているので、自分で精油を使ってみて、占星術を実感できるのが楽しいのです。


占星術は楽しいので、ぜひ、楽しんで欲しいと思います。
そして、薬と同じで正しく使うためにはきちんと用法用量を守ることが大事です。
薬を飲むときに、ついてくる紙や箱の使い方を読まずにyoutubeやネットで調べるひとはいないでしょう?
(アレ?いる?)
それと同じです。

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
 メール鑑定と対面セッション、オンライン、電話での鑑定をしております。
 薬剤師。アロマ検定1級。
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