富士吉田市歴史民俗博物館が2015年4月にリニューアルして「ふじさんミュージアム」となりました。
近くには北口本宮冨士浅間神社もあり、富士山の信仰が盛んな土地です。
なかなかおしゃれ。
江戸の昔には、お参りにも「ちょっと高速を使って日帰りで」という訳にはいかず、日数もお金もかかったのです。
なのでグループでお金をだしあって、代表がお参りに行く「富士講」が関東にたくさんありました。
この富士講の人たちがこちらの富士山の現地で宿泊したのが御師(おし)という方のお宅。
今のツアーコンダクター、定宿のホテルっぽいのですが、それだけではなく、
この御師は富士山におられる神さま仏さまと、信仰する富士講の人たちのあいだをとりもつ宗教者でもあります。
日本の多くの寺社がそうであったように、神さまも仏さまも明治以前は分けられることなく、信仰されていました。
それがとてもよくわかる展示もあります。
プロジェクションマッピングで富士山の四季もよくわかります。
鳥か神さまの視点になった気持ち。
過去の企画展の書籍もおすすめです。
もう、見ているだけで楽しかったのですが、いつまでもここで見ているわけにはいかないので、仕方なく(笑 この2冊と買ってきました。
他にもおもしろそうな図録があります。
この圧倒的な姿をみたら、言葉は不要だなと思いました。