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木星が牡牛座へ 2023年

2023年5月17日(水)木星が牡牛座に移動します。
木星は、約1年牡牛座に滞在し、2024年5月26日に双子座に入ります。

このブログをずっと読んでいただいている方は、毎度のことなのですが、まずはここから書いておきます。


<目次>

1.木星はラッキーか

2.前回、牡牛座に木星があったとき

3.牡牛座の木星とは

4.今回の牡牛座の木星の特長

5.ご自身のホロスコープでは


1.木星はラッキーか

幸運の星木星、と言われますが、木星は、広がる星、受ける天体です。
一般には「ラッキーな年」と言われるのですが、ただのラッキーではありません。
むしろ、この1年はラッキーな「成果」となるものはないと思います。なにがラッキーなのか、わからない1年かもしれません。
それは、これから始まる12年のタネをまく1年だからです。
いろいろな事がやってきて、そのなかから、将来にむけて必要なタネを確保しておく1年でもあります。単純に、棚からボタモチのような、ラッキーではないのです。
でも、その増えたチャンスのなかには、将来、花になる、とても重要なタネが混じっています。
大きな花を咲かせて、実をつけるタネなので、数が多いからといって、おろそかにはできないのです。

さらに言うとやってきたものはすべて受けとめて、拡大して、増やしていくのが当たり前なのが木星なのです。
なので、今までは見えてなかった小さなものも膨らませて拡散させるのが木星です。
木星がやってきたのに、ラッキーじゃなかったこともあると思います。
それは、いままで隠していたことが明らかになって、スキャンダルになったり事件になったりするのです。

良いモノも良くないモノも、いろんなモノが、やってきていて、それが膨らんで拡大していくのが木星です。

これは牡牛座に太陽がある、いわゆる星占いの牡牛座のヒトにかぎりません。
誰もがどこかのハウス(ホロスコープの特定の場所)が牡牛座であって、そこに木星はやってきています。
その領域をひろげていくのですが、その自覚がないと木星の恵み(とお節介な広がり)はわかりません。


2.前回、牡牛座に木星があったとき

木星が牡牛座にあった時のことを振り返って参考にしてみたいと思います。
前回、牡牛座に木星があったのは2011年6月4日から2012年6月12日までです。
3月11日に起こった東日本大震災(と前日の中越地震)とそれに引き続く原子力発電所の事故がまだ、気になっている時期です。
菅直人首相が民主党大会で辞任の意向(その後、2012年衆議院議員選挙で自民党が圧勝)
パナソニック、ソニー、シャープ等の家電大手業績悪化
ギリシャから発した欧州債務危機が深刻化
ニューヨークで反格差デモ
などが起きています。

前回、牡牛座に木星が入ったとき(2011年6月4日)のホロスコープです。

牡羊座の天王星、天秤座の土星、山羊座の冥王星で活動宮のTスクエアができています。
この時期、蟹座が示す家族や絆という事が強調されていました。

また、このあと牡牛座に入った木星は冥王星とトラインとなります。
2011年7月7日、10月29日、2012年3月13日の3回です。

すると、権力、立場をもとにしてお金、収入を得るということが、当たり前の風潮になっていきます。
また、「将来のことより目先、四半期の利益」という流れは、山羊座に冥王星がある時期(2008年~2024年)までずっと、続いていく流れになっていました。


3.牡牛座の木星とは

牡羊座に木星があった2022年年末から2023年前半の「チャレンジ」とか、「前後を見ずに勢いで」から一転して、「より着実に」「直感ではなく実際にどうするかで」という時期になります。

毎日、できることをきちんとしていくこと。実際に身体を動かしたり、実感すること、経験することも大事。
牡羊座に木星があった時になんとなく始めたことが、繰り返しのなかで定着してカタチになっていく時期です。
カタチになっていくことを木星は「良い事だよね」とたくさん引き寄せて、膨らませて、外に発信していきいきます。
なので、で見なくてもよかったような小さなことも大きくしていくので、木星がソコにあっても単にラッキーではないと思うのです。

また、牡牛座は所有に関するサインなので、特に金運につながっていくと思います。
しかし、一方で、牡牛座には天王星があり、水瓶座の冥王星とはスクエアとなるので、個人の収入、お金や、社会的な財政、経済には大きな変動があるかもしれません。

牡牛座の象徴することについて、注目して膨らませていくのが木星なので、2023年5月から2024年5月までの流行や傾向も読み取ることもできます。

なので、

実感で感じられること(美食、美術、音楽、香り→アロマ占星術もどうぞ(笑 )は大事。
人に見せるのではなく、むしろコレクションするのでインスタやSNSではそういった事は流行ってないように見えるかもしれません。
特に牡牛座が象徴するグルメ、美食。「映え」も同じ金星象徴の天秤座だとしたら、もっぱら自分の感覚指向です。
なので他人に振りまわされない、自分だけの感覚を重視するので、それが振り切ってしまうと、独りよがりとかわがまま、と感じられる人やイベントが出現する可能性も。
時間がかかっても納得するまで着実にすすめることも大事。
安定を目指すので、いままでと同じがいいという社会傾向もあるかもしれません。
ただ、これについては天王星が同座しているので、バージョンアップをしつつ安定をできるところを目指すことになるでしょう。


4.今回の牡牛座の木星の特長

今回、牡牛座に木星があるとき
①5月18日 水瓶座の冥王星とのスクエア
②6月20日 魚座の土星とのセクスタイル
③6月11日以降の山羊座の冥王星との配置
に注目しています。

それぞのホロスコープについてはその都度、記事にする予定ですが、
5月17日に牡牛座にはいってすぐに冥王星とスクエアになる時期は、火星の獅子座への移動もあり、社会的にやや不安定な要素が多いので、自分のスケジュールにも余裕をもっておきたい時期です。

それを現実問題として落としどころをみつけていくのが、魚座の土星とのセクスタイルの6月下旬になると思います。

また、山羊座に冥王星が戻った後は、サインとして牡牛座・山羊座がトラインとなります。
すると、実際にどうやっていくのか、細かく調整していく作業が必要となってくるのがこのあとの6月以降の時期になっていくと思います。

時代の流れとしては2024年に水瓶座に冥王星が完全に移動することで、大きく動いていきますが、個人としては魚座の土星とセクスタイルになる事が大きいと思います。
目的としては魚座の土星が示すところをしっかり意識しておいて、ぜひ、牡牛座の木星の1年を自分らしく実り多く、過ごしていきたいと思います。

魚座の土星についてはこちらの記事で →https://divinus-jp.com/archives/65738

5.ご自身のホロスコープでは

カンタンにみると、牡牛座の木星がご自身のホロスコープの何ハウスにあるか、をみてみましょう。
そこについて、実際に身体にしみこませるように繰り返しやってみてモノにすると、やりやすい時期です。

もちろん基本は、ネイタルチャートにあります。
そこを読まずに、牡牛座の木星だけみても意味がありません

そして、結果を出していくのは、土星のあるハウスです。
ちょっと苦手かもしれませんが、ここもお忘れなく。

無料のホロスコープの出し方は、こちらの記事にあります →https://divinus-jp.com/archives/31771

金運や才能という自分のモノにする牡牛座に木星が入ります。
あなたにとって素晴らしいモノがゲットできますように。

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
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 薬剤師。アロマ検定1級。
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