太陽と月は、5ハウス山羊座。
楽しいことをするなら、やるべきことはやっておこうねの新月。
しかも山羊座なので今、自分がもっている手札のなかで実際にできることや、
組織のなかで現実可能なこと、というやや、みみっちい感じもあります。
そして、2008年以来ずっとあった「圧」はもうすぐ抜けていくとはいえ、冥王星がギリギリまだ、山羊座にあるのでプレッシャーもまだあります。
山羊座から冥王星が抜けてホッとする、ということをよく聞くし、実際、山羊座の冥王星が壊してきたもの、逆に、強大としたものは大きかったなと思います。
しかし、一方で水瓶座に向かうまえに、その器となるシステムや社会的なカタチができているか、という最終的なチェックは必要です。
山羊座の冥王星についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/70859
風の時代、水瓶座の冥王星といっても、
この新月でも義務の範囲を決めることや、自分が職場でできることを明確にすることで、組織のなかで有利になっていったり、自分の才能を伸ばしていくことも読み取れ、土の要素はまだまだ、強いです。
特にこのあとの12日には山羊座の火星と牡牛座の木星がトラインという配置になります。
すると、ますます土の要素は強くなっていきます。
つまり、いまのうちに、手に入れられるものはゲットしておこう、とか。
才能があるからこそ社会で評価を受けられ明日、とか。
山羊座の冥王星時代にあった「組織」「権力」「圧力」といううんざりする事も多くあるようになると思います。
水星は海王星とスクエア。全体的にディセンダントよりに天体が固まっているので、社会にむけて何かを打ち出す新月ではありません。
楽しいこと、創造性といっても自分の才能のなかでできることを楽しみたい、という雰囲気。そして、周囲の人の気持ちは優しいものだ、という認識がありそうです。
それは、だまされてしまう可能性や、ウソではないとしても現実以上に自分が理想を見てしまう可能性があります。
この満月が満ちるとき、冥王星は水瓶座に移動しています。
今年、逆行で山羊座にちょっと戻ってくるのですが、2025年にかけて時代が大きく変わっていく年です。
しかし、この新月ではこの山羊座の火星はOOBという離れた場所にあり、パワーもあります。木星とトライン。
権力もお金も才能も「持ってるものが勝ち」という現象が、むしろ強くみえてくる時だと思います。
なので、リアルな周囲は「いままで通りでいいよね」「個性より組織だよね」「ウエの言うことを聞いていればいい」という雰囲気が強く残っています。
つまり、時代がかわっていくはずなのに、目指すところと現実がチグハグな感じ、むなしい感じがあると思います。
しかし、この土の現実化の強さは避けるべきことではないのです。
いままでやってきた事の結果がでてくるはずですし、これから現実化したいならここでノセておくのも良いです。
プレッシャーもあるかもしれませんが、この山羊座の新月から、獅子座の満月まで大きな時代の切り替わりを感じさせるときです。
明け方の空に水星と金星がみえます。明け方の金星は、愛と美の金星の別のイメージがあると私は思うのです。
(国立天文台から)
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/01-topics03.html
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。