進む月と出会うもの　～レクティファイ Char～　6

間隔がかなりあいてしまったのですが、このテーマ、あきらめていません。
そして、お約束なので、最初はここから書きます。

占星術では、出生時間がわりと重要です。
出生時間がわかっていれば、ホロスコープに現われた象徴が、実際にどこで現実となっているのががわかります。でも、実際の占いのセッションでは、当然ながら、その場でご自身の出生時間がわかっている方は少ないかもしれません。

特に占星術で重要な天体である月は、１日のうちでも次のサインに移動することがあるので、実際には、お話をしながら読んでいくことになりますし、わからなくても全く問題ありません。

でも、一方で、どうしても出生時間が知りたいなという時は、占星術のやり方で、推定して決めていく事があり、これをレクティファイといいます。

レクティファイの方法については、本が１冊必要なくらいに手順があり、考え方も研究されているようですが、これをやってみようと思いました。

レクティファイするのは、Ｃｈａｒ
理由は、好きだから（しつこい　笑

そして、この一連の記事は、占星術をつかって好きなＣｈａｒを勝手に語る記事なので、興味のある方だけついてきてください。
しかも、この記事は誰も読まなくっても続きますので、そのおつもりで。

前回までは、ＪＯＨＮＮＹ，ＬＯＵＩＳ，＆Ｃｈａｒの単独コンサートの時の進行の月のチャートを並べて、Ｃｈａｒについて書きました。

今回は、進行の月が他の天体とどう組み合わせがあるのか、あるいは、その時の天体配置はどうだったか
をみながら語ります。
進行の月は、その人の内部時計。いまどんなマイブームなのかが示されます。この進行の月で出生時間を推定するときは、年齢が低いほど誤差が少ないと言われています。

ＪＯＨＮＮＹ，ＬＯＵＩＳ，＆Ｃｈａｒ（ＪＬＣ）の結成まで書いたのですが、この１９７８年１２月２８日の最初のコンサートの日。当時Ｃｈａｒは２３才。

実は、このコンサートは中止になっています。
というのは、１２月最初の週に覚せい剤取締法疑惑の記事が週刊誌で報道されました。
それに伴いＪＬＣのデビューイベントとなった文化庁主催の芸術祭奨励イベントは放送されず。さらにこの単独コンサートも中止になっています。

このなかでは、１０時チャートを語ります（レクティファイじゃないのかよ）

この無料のチャートでは進行の月がでていません。

一番右の四角は進行の月とネイタルチャートの天体の組み合わせがある場合にそれを書いています。
□金星は、ネイタルチャート金星と進行の月がスクエアという強い配置であることを示します。

前の記事で進行の月が下がっていく時期だとは思えないということでしたが、このＢの１０時チャートでは進行の月が７ハウスの軸上（西の地平線）にのっています。
これから社会にでていくぞ、デビューだぞ、と感じる月です。

しかし、最初は天体全体が下に固まっていて家でじっとしてそうなチャートなので外したＥの４時のチャートですが、これも見て欲しい。

（もはや、レクティファイではない）

４時のチャートです。

この４時のネイタルの出生チャートでは、大きな三角がふたつできいて、それを月と冥王星が貫いている。
風と火の四角があって、土のサインがひとっつもない。
やりたい事をやるぞ、それをひろげるぞ、何が悪い、と聞こえるようなチャート。

これは、候補から外せません。

といってもＣｈａｒは実際には江戸屋を立ち上げたり、ＺＩＣＣＡをつくったりしてまったく現実を無視しているわけではありません。

そして、この時のこのＥの４時チャートでは、進行の月が、金星と強い配置です。金星は１２ハウスです。
この配置は楽しみや女性を示す金星とのトラブルが象徴されているようです。

でも、１９７８年１２月２８日の中野サンプラザのコンサート、行きたかったなあ。
チケットとるのメンドウだったんです。今と比べて。

当時は、イープラスもチケットぴあも、ましてメルカリやチケットキャンプも（あ、いまはないか）なかったから、チケットとるのは電話だけでした。

それから、情報源は週刊誌と新聞、午後のワイドショーだけだったから、情報が入るのは遅いし、ワイドショーやニュースなんて見逃すとわからないし、なにがなにやらというのが印象でした。

あ、もちろん薬物に関しては法律は守るべきというのが私の立場です。

これはＪＯＨＮＮＹ，ＬＯＵＩＳ，＆Ｃｈａｒのライブではなくスタジオでつくられた最初のアルバム
TRICYCLE

冒頭のＳｔｏｒｙという曲は、彼ら三人の出会いが歌われています。
そうそう、ここに至るまで長かったよね。

（続く・・・予定.。文中敬称略です。失礼しました）

チャートは、MyAstroChart さんで作りました。