1月20日太陽と冥王星が重なります。
太陽は1年かけて、各サインを移動していき、また冥王星はかなり動きが遅い天体なので、だいたい1年に1回あることなのですが、今回、太陽と冥王星が重なる時のホロスコープが印象的だったので記事にしました。
2023年に書いた水瓶座の冥王星については、こちらの記事にあります → https://divinus-jp.com/archives/68196
1月20日 太陽と冥王星が重なったときの、東京でのチャートです。
山羊座の最後のところで太陽と冥王星が重なっています。
このとき、月は牡牛座の最後のところにありって、太陽、冥王星とはトライン。
自分の豊かさを誇り、それが社会、組織のなかで大きな影響を及ぼしています。
山羊座の冥王星時代の集大成のような豊かさです。
ここまで現状のシステムや組織力で、着実に自分のものとしてしてきました。
ハウスも含めてみると、この山羊座の冥王星時代にもっとも弱くて柔らかい家族とか、絆という部分を冥王星が踏み込んできたということも読めますし、いままでガンバってきたことに対するご褒美とも読めます。
また、山羊座の冥王星はこの社会の組織を破壊し再構築を進めてきました
山羊座は組織のトップを目指し、あるいは組織のなかのポジションを誇ります。
しかし、その組織自体が壊れてしまうとそのポジションは何の意味もありません。
組織や、そのポジションを目指したり頼ってきたのが自分（太陽）という方にとっては、それが壊れていくので、なかなかシンドイことになりそうです。
一方で、このホロスコープでは乙女座の部分がありません。
このところ、特に2018年に牡牛座に天王星が移動して以来、ずっと見えないところで組織のほころびをみつけて、それをつくろったり、実際に手を動かしてきたのは、乙女座の方々です。
ここでは、その表にたたずに人の役にたってきた乙女座の方々、乙女座に感受点や天体のある方々、ぜひ、ご褒美を受け取っていただきたいのです。
世代でいうと乙女座に冥王星のある1958年あたりから1972年あたりに生まれた方々です。
集大成の仕事をしています、とか、そろそろ現職から退くというご年齢でもあり、本当に、お疲れさまでした。
自分のものを誇るというのは物質だけではありません。
いざという時のための準備をしてきました、とか、人の気持ちにも敏感に対応するために、システムにそって勉強してきたり、組織のなかで努力をしてきた結果、相手にあたえるものはたくさん持っています、できますという豊かさもあります。
なので、見えるものだけでなく、見えないものが「ここ」にあることを確認してください。
しかし、一方で太陽と冥王星だけではなく月に注目してみると、要注意の時期はむしろ、この太陽と冥王星に向かう月が牡羊座に入った1月16日午後から18日午後17時くらいまでは注意が必要な時期です。
牡羊座で太陽と冥王星に対してスクエアの関係で月がつないでゆき、ドラゴンヘッドに向かいます。
いろんな人を巻き込んで、いままでの契約、やり方をそろそろやめましょう、という方向に向かいますが、それが社会のなかでのイベント、事件をともなう可能性があります。
気持ちがちょっと前のめりになってしまいそうなので、時間と気持ちに余裕を持って行動しましょう。
この時は、気持ちが焦ったり、バタバタ動く必要がある時になると思います。
そのあとの牡牛座に月がはいる状況からして「やっぱり、お金と権力がもっているモノが勝ち」とか「既得権益をもっている組織が強い」というような「うんざり」した感じを持つかも知れません。
その「うんざり」があるからもう山羊座の冥王星はイヤだという水瓶座の冥王星を押し進める力の一端になるのです。
その後、月が26日の満月に向かうときも太陽、冥王星がコンジャンクションに近い状態が続くので、緊張感が続きます。
このときは、バタバタしているというよりプレッシャーがある、動いていないようにみえて探り合っているような状況なので、社会的には動きがありそうです。
冥王星はこのあとすぐに水瓶座に入ります。
また、この冥王星の水瓶座に先だって、太陽が水瓶座に入ります。
このあたり、切り替わり感は強い時期ですし、実際に自分の方向が変わっていく方も多いと思います。
実感があるのは、26日の獅子座の満月あたりだと思います。
しかし、少し先になるのですが、2024年9月2日に逆行で山羊座に入り、11月20日に山羊座から水瓶座へ移動します。
2024年は水瓶座の冥王星時代の始まり、風の時代の始まりなのですが、2024年の秋は土の要素が強いときです。
この時には山羊座の冥王星でやり残したテーマをやっていく、という大きな目的があります。
しかし、すでに山羊座の冥王星のテーマをしている方、しっかりとしたシステムを確立できているか、組織であるか、土台があるかを確認する時ですし、そういった事をしてきたとしたら、その結果がでてきているはずです。
なので、この太陽の水瓶座入り、あるいは冥王星の水瓶座いりと同時に、新しい方向に動いていくという方もいると思います。
冥王星が次に山羊座にまわってくるのは約240年後、2254年。
遠い旅をする冥王星が、山羊座を離れます。
遠くの時間を思う時、月が木星に近づきます。
（国立天文台から）
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/01-topics05.html
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。
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