また、京都の鞍馬寺のウエサク祭、五月満月祭り、もこの満月を迎える夜に行われます。鞍馬寺のサイト → https://www.kuramadera.or.jp/gyouji.html
さらに、この5月の満月は、フラワームーンとも呼ばれます。
名月、というと秋で澄んだ空気のなかで月が美しいのですが、この5月の満月は非常にエネルギーが高いと思います。しかも、2024年のこの満月はOOBであり、テンションが高い月です。
月は10ハウス射手座で、太陽は4ハウス双子座。
アセンダントに冥王星があり、ICに天王星があります。
冥王星はハードなアスペクトはなく、天王星もハードアスペクト、メジャーアスペクトがありません。
社会的な大きなイベントや印象的な案件がおこりやすいのですが、「ハード」ではないと読んでいます。
ただ、軸へトランスサタニアンがかかっていることと、満月が4-10ハウスなどのアングルにあるので勢いがあります。
一応、災害などへの備えがあるかをチェックしておくと良いと思います。
今回の社会的なイベントは、「社会のニュースだよね」といったヒトごとではなく、それをもって、「自分はどうするの?」と、自分のあり方を変えていったり、ハラをくくっていくことにきっかけになると思います。
そもそも、あるべき社会の姿、理想の社会を想定することで、安心して暮らせるように具体的に行動していく満月です。
多様性のある社会というとまだ、イメージがつかめないかもしれませんが、日常のなかであるべき社会、理想の自分のイメージについてということを実践していくのです。そのなかでは、当然、失敗もあるわけで、それも含めて、トライアンドエラーでいいよね、失敗もありだし、データとして蓄積すればいいよね、ということをという事を認めるまでがテーマだと思います。
そのためには、いままで通りでいいよ、という訳にはいきません。自分のあり方を「これから」に向けて変えていく必要があるのです。
冥王星が逆行をしていて、やっぱりブラックだけど従うしかないよね、とか、大騒ぎしないでもいままで通りで充分、満足だよね、という社会的なムードが広がっています。
冥王星の逆行についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/78184
「いままでのままでいいよね」の雰囲気はこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/70859
そのきっかけとなりそうな社会的な事件、社会の動きとしては大きなものではありますが、とても受け止めきれないという事ではないのです。
むしろ、この時に変わっていくことで、実際にできること、可動範囲が広がるはずです。
この満月に先だって木星と金星が重なっています。また金星は海王星とセクスタイル。
月に相対しているのは太陽のほか、金星、木星、天王星までの天体があります。
木星は射手座の月の支配天体です。
土星が2ハウスの入り口にあります。
お金を稼ぐという事について、きちんとしたスキルがあるなら可能性が広がるような生き方があります。
さらに、その方法はひとつではなく、バリエーションが豊かであることが示されています。副業もできるし、ひとつの仕事であってもいろいろなやり方があるよね、というところです。
ただ、「ガチャ」に当たった人だけ、「持ってるやつ」だけが有利なのではない。
スキルがあることや、本人にとっては「当たり前」、だけど、外からみたらとんでもない努力をしてきたものが、特にこの牡牛座に木星があった1年に積み上げてきたものが、可能性を信じることができると思わせるものです。
この金星、海王星、あるいは木星だけに注目すると、なんだか楽観的です。
しかし、ここだけを見てしまうと、現実化には弱いです。
そこは着実に積み上げてきた牡牛座にある天体の裏打ちがあればこそ、だと思います。
身についたスキルや才能を、これからも通用するように変えてあること。
あるいは、社会的な変化を受けて、自分のあり方を根底から変えてきているという覚悟があるからこそ、つきぬけた楽観性があるのだと思います。
このあと木星が双子座に入ります。
動かないと思っていたものが、突然、動き出すような空気感にかわっていきます。
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。