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双子座 木星 逆行 2024年~2025年

双子座にある木星が逆行を開始します。2024年10月9日~2025年2月4日です。
逆行の前後、だいたい1週間くらいは留まった状態なので、2024年10月2日から2025年2月11日あたりまで影響があると考えています。
逆行で木星は、双子座21度から11度まで戻ります。その後、順行となって、もとの双子座21度に戻るのは2025年4月30日です。その後、前進して2025年6月10日に蟹座に入ります。

天体の逆行は珍しいものではなく、また、「悪い」ことではないのですが、双子座や木星に関するテーマが「通常運行ではない」感じだったり、前にすすまないという気分になります。
木星は、基本、やってくるものをすべて受けとめて、拡大して、増やしていくのが当たり前なのが木星です。
その受け止めて拡大する動きが表面上はゆるやかになると見えます。また、善、良いとするものの基準が変わっていきます。
なので、拡大する速度がゆるやかになったり、社会的な良い行いのルールから逸脱したことが目立つようになります。
でも、基本、木星の性質が真逆になるわけじゃないので、過去の行いを振り返って、みんなで善いことだからやっていこうね、という社会的な空気感やルールを見直していく時間になります。


今回の逆行期間では、土星より遠い天体と直接、アスペクトを組むことはありませんが、他の天体との配置では次の3点があります。
全体を通じて、通常でないことを受け止める、やたらと攻撃することが良いことではない、焦らないことが大事。
良いことだと思ったからといって、情報を拡散するのが良いとは限りません。
関係ないことには、口出しをしない、「風の時代」にあえて沈黙をすることも大事。

つまり、本来の木星の良さを忘れない、という姿勢を守ることです。

1.逆行開始時点で蟹座に火星、蠍座に金星、太陽は天秤座。
相手との距離感、人間関係、あるいは契約というところにテーマのある時期に、ちょっといつもとは違うやり方で見直しをしている時期です。

この見直しについててはこちらの金星の記事で → https://divinus-jp.com/archives/81851

相手や対象に深く関わったうえで、公平を目指すときです。
なので見た目は「平等」でないかもしれませんが、結果として公平となるのです。

そこで木星が逆行すると、「それってハラスメントだ」「公平じゃない」という声も大きくなるかもしれません。
そういった声は、悪いことではないのですが、現場からしたらまと外れの言葉の攻撃になってしまう事がありそうですし、これは、守るべきだという、良心の乱用がありそうです。
蠍座から射手座に金星が移動する10月18日までは、特に沈黙も大事と思いましょう。

2.逆行している土星と逆行している木星
土星は制限やルールを示す社会天体です。そのルールのなかで木星が拡大するのです。
魚座の土星についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/65738

また土星が逆行しているので、必要以上に犠牲になってしまうような関係や、できない自分を責めるときでもあります。土星の逆行についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/79438

つまり、土星のあるべき制限が甘くなって、あるいはルールが適応されていない状況で、木星が本来ではないものも拡大させ、甘やかせるように許していきます。
これは、2024年11月15日に土星が逆行を終了するくらいまで(前後の土星が止まっている期間も含めて)です。
なので、木星の逆行開始の10月上旬から、11月中旬までは規則を緩く運用したり、甘やかしたりという社会的な雰囲気や出来事が起こりやすくなります。
個人としても、「まあ、このくらい、いいか」「どうせ、他人ごと」「目をつぶっておけばいい」となりがちです。
他人ごとには口出ししない、と、どうせ他人ごとは、似ているようで違います。

ただ、全体としては木星と土星のスクエアという配置がずっと続きます。
土星と木星のスクエアについてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/80642

3.射手座での水星逆行
2024年11月10日~11月30日まで、射手座で水星が逆行をします。
水星と木星を介して射手座、双子座が強く結びつき、ともに逆行をする時期です。
通常と違うこと、時間がかかることは、必ずしも「悪い」ことではない、じっくり構える時も大事です。
(別に記事にする予定です)


また、木星が方向を変える双子座21度(かぞえ22度)はここに強く足跡を残します。
サビアンでは双子座22度「収穫祭で踊るカップル」
また、その前の双子座21度は「労働者のデモ」
知識を最大活用し積極的にでていく集団のあとに、自然のサイクルを喜ぶ二人です。

それぞれの役割は「公平・不公平」では割り切れない、でも、集団として収穫に向けて働いて、自然のサイクルで生きていくと大地の恵みは得られるという収穫です。
また、サバイバルも大事だけれど、自分の生きる本来の力に気がつこうよ、と訴えてるように読めます。
しかも、喜びはカップル、二人です。

双子座は、自分の知りたいこと、興味の方向にまかせてアチコチ、知りたがり拡散しているとしたら、このサビアンのある度数のドデカテモリーは、水瓶座であり、冥王星はこの木星の逆行の途中で水瓶座に入ります。
水瓶座は、世界のアベレージを知り、自分の置かれた環境の不公平さを訴えていくサインです。

ここで双子座の木星がグッとプレッシャーをかけていきます。

欠けているのは天秤座の対話の重要性。

それって、目前に誰かがいたら、その発言ができるのか?という魚座の土星の視点を含めた対話。

そこが重要視されていきます。

また、この双子座21~22度に木星が通過する2024年7月下旬の振り返りもあるでしょう。
来年もこの度数を木星は通過します。2024年4月下旬です。その予告もあるでしょう。


また、この木星が逆行を開始すると木星より遠い天体である土星、天王星、海王星、冥王星がすべて逆行となります。
ただし、今年はそういった社会天体すべての逆行の時期は短いです。

むしろ、このあとすぐの10月12日に冥王星が山羊座での逆行を終了し、水瓶座に戻っていくことの影響が大きい時期だと思います。


社会的天体の木星のは、個人天体との影響もあります。
特に木星が動いていない逆行開始前の10月3日には天秤座で日食の新月があり、むしろこちらの方が影響が大きいと思います。
10月3日の新月についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/81870

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
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