大学に付属した施設が、一般にむけて公開されているものがあります。(しかも、無料が多い)
この駒沢大学の禅文化歴史博物館もそうした施設です。
ワタクシの事になるのですが、ウチのお寺の住職がこの大学をでている、と聞いたのが興味をもつきっかけでした。
お寺は禅宗のお寺です。
もともと図書館だったこの建築物も素晴らしいです。
真ん中の1階のところが閲覧室で、その周囲の小部屋に本棚があったそうです。
現在、その小部屋の部分が大学、あるいは禅に関する展示がしてあります。
行ったときも展示があって、学生さんが説明してくれました。
撮影禁止だったので、展示の写真はありません。
禅僧の修行のお食事の見本もありました。
(あの住職もこんな修行時代があったのね、という感じ)
どことなくフランクロイドライト風なのですが、設計は別の方。
銀座サッポロライオンビヤホールなどで著名な菅原榮蔵さん。
駒澤大学の前身のひとつで、仏教の研究と漢学の振興の学生のための学寮だったそうです。
もらった資料が見当たらないのですが、2階の小部屋はそれぞれの学生の部屋だった、とありました。
(ここも今は、撮影禁止の展示があったので写真はありません)
栴檀は双葉より芳し(せんだんはふたばよりかんばし)の栴檀で、仏教では学問所のことを指すそうです。
公式サイトには、「禅語「耕雲種月(雲を耕し、月に種を植えるように、苦労をいとわず、着実に努力するさま)」」からの由来と説明がありました。
入場は無料ですが、大学の行事に準じて開館しますので、事前に御確認ください。
所蔵品について、動画がありました。→ https://youtu.be/9LuPjNY_bI4?si=AyMNSEQfvK7fbN_c
禅文化歴史博物館セミナー講演録 駒澤大学耕雲館(旧図書館)に見る百年前のインフルエンサー(PDF) → http://repo.komazawa-u.ac.jp/opac/repository/all/MD40142506/kzh007-04-nakayama.pdf