お久しぶりです、の参拝です。
小さいときから、アメ横(上野アメ横商店街)にある赤いお屋根が見えていました。
電車にのっているときも見えてて、あの建物全部がお寺なのかな?と思っていたのですが、そうではなく、1階はお菓子屋さん。「二木の菓子」知ってるひとは、ちょっとご年齢がわかるお店です。
アメ横によくある段ボールを切った状態で安売りをしているスタイルです。
年末の買い出しの時に、風物詩として中継されているアメ横なのですが、いまは、年末ではありません。ただ、最近、インバンド、海外からのお客様で大賑わいしているので、混雑をさけてアメ横から入らずに、上野広小路から参ります。
でも、ずいぶんと整備されています。
以前は、もっと「うさんくさい」(ごめんなさい)お店が多かったのです。
そしてこの通りにも「摩利支天横丁」とあります。
2023年にこの通りの名前が復活したそうです。
通りを通るときに、ちょっとご挨拶、ができます。
自分の患っているところ、けがれのところをたわしでゴシゴシして清めていただく、という仏様です。
お寺というと、地面についているもんだ、という先入観があるので、ビル?階段?には最初は、ちょっと驚きます。
参道、というか階段、入り口。
摩利支天さまのお遣いがイノシシということで、亥の日がご縁日となっています。
この日は、午前中は雪交じりの雨だったのですが、急に晴れてきました。
不安定な天候だったせいか、比較的ゆったりと参拝させていただきました。
摩利支天さまのお寺はいくつかあるのですが、こちらは日蓮宗のお寺なのでお題目でいいのかな、と思いました。
南無妙法蓮華経
でも、神さまも仏さまも誠意をもって参拝することが大切な気がします。
扁額は「威光殿」
吉田茂元総理大臣の筆だそうで、摩利支天さまのご威光の強さを感じます。
なかでも七面明神さまにひかれます。
日蓮宗の宗祖・日蓮聖人さまが祈りを重ねられたのが身延山。そのなかでも以前から、修験道の聖地だった七面山。
そこに日蓮聖人さまが出会われた七面天女が、その後、身延山久遠寺の守護としてお祀りされているのが七面明神。
龍に転じた姿をされたという話も、なんとなくわかる祠です。
後ろにはお稲荷さん
石橋稲荷神社
石橋久七さん、という人物が創建したそうです。
もともと、この方の「マイ稲荷」だったのが、昭和の火災の際、御神体と故事が石に刻まれて神地より出土したことから、こちらにお祀りされた、という事だそうです。
ビルの2階、というのが境内になるのですが、火災以前はもっと広い境内だったそうです。
東京でも堂々と(?)神仏習合されているのは、摩利支天さまのご威光の強さかもしれません。
上野アメ横商店街公式サイト https://www.ameyoko.net/
上野亥の日 https://inoichi.tokyo/
摩利支天 徳大寺 https://marishiten-tokudaiji.com/