新宿の歌舞伎町にある神社。
このへんで飲んだあと来たことはよくあるけれど、明るいうちにお参りするのは、初めて。ごめんなさい。
しかも、正式参拝。祝詞練習会の前に希望者でお参りしました。
祝詞練習会とは、古神道祝詞の講座があって、祝詞について少し勉強した人たちが、自己練習した祝詞の奏上の自己流になってしまうところを、先生にみてもらう会。
その前に、この地の神さまに、お膝元を拝借しますよ、というご挨拶。
隣では、またテント小屋を建てています。ここではテント芝居がよくかかっています。
アングラ芝居と言われた60年代安保の緊張感と路地の暗さを残している。
それは、そのまま新宿の3丁目、ゴールデン街の路地につながっていくので、ここで芝居をみるとそのあと現実が芝居の続きになってしまうのです。
場の呪術。マジック。
海外の方が、写真をとっています。緑に朱の鳥居は、日本っぽいものね。
酔っ払って参拝してたときは、華やかな神社だなあ、と思っていました。
そもそも、この場所は武家屋敷で様々はお花が咲いていたというで、花園と称し、今は華やかなキャバクラのお姉さんの雰囲気があったのかも。
参道の右側にあったエアコンの室外機と隣の駐車場には高級車。
新宿っぽいよね。
また、神楽殿ではなぜか柔道をやってて、映像を撮影したいたのですが、カメラマンは大柄な海外の方。
確かに、この神楽殿に柔道着は「映える」けど、ちと、意味不明。
でも、それもこれも、境内に入るのを許していただける、ふところの深い神さま。
笑ってお納めしましょう。
それぞれの位置に神さまの紋があります。
真ん中に、本来の稲荷社である花園稲荷社。右は大鳥神社。左は雷電神社。
拝殿で神職をお待ちする間に、教えていただいたのは、真ん中-右-左というこの神社での神さまの「エラい順」
それから、右手には鏡と曲玉がついていて、左には剣が下がっていること。
へえー、なんとなく見てたけど、そういう事かと勉強になりました。
参拝は、十数人。
一緒に柏手を打つと、わっと場の空気があがる。すごい。
祝詞を勉強しますよ、という同じ目的があるからこそ。
前回の祝詞講座では、愛宕神社に参拝したのですが、思いがひとつのこれだけの人数がお参りするというのは、パワーが違う。前回の祝詞講座の記事は、こちら。
直会(なおらい)は、拝殿のその場で、日本酒をいただきました。
そのあと、参拝の帰りにお守りをいただきました。
実は、この日の前々日、大事にしていたお守りをどこかでなくしてしまって、半べそ状態だったので、うわ、ここで返ってくるのかあ、とうれしくなりました。
ありがとう、神さま。
そして、祝詞練習会の会場へ。続きます。