自由が丘の熊野神社でしょ?と聞こえたので。
熊野神社にうかがう途中に、フラッグが。
ああ、お祭りなのか。それで呼ばれたんだ。
あれ?神紋が椿?
熊野神社なら「ヤタガラス」がマーク(神紋)じゃないの?
神社に向かいながら、なんで神紋が、椿なんだろう?と考えていました。
神紋ではないとしても、枝つきの椿なんて、家紋でも珍しい。
お祭りの準備で、夜店の電線を張ったり、旗をあげていたりしています。
いい感じだなあ、と思いました。
自由が丘の楽しい雰囲気とは、違った落ち着いた場所です。
ご祭神は、速玉之男尊(はやたまのおのみこと) 伊弉冉尊(いざなみのみこと) 泉津事解之男尊(よもつことさかのおのみこと)とホームページにありました。
でも、いただいてきたパンフレットには、伊弉冉尊(いざなみのみこと)だけ。
中心は、イザナミさまみたいです。
ハヤタマノオノミコトも、ヨモツコトサカノオノミコトも、黄泉の国から戻られるときに、生まれた方々です。
「熊野」という所は、うまく言葉にできないのですが、どうも黄泉の国に続く場所でもあるように、感じるのです。
だから、ここも黄泉に行かれたイザナミノミコトがなされる幽事(かくりごと)の気配がします。
また、この世の縁結びも、幽事の神事(かみごと)とされているようです。
縁結びや子宝といったご利益があると聞きましたが、でも、来てみると、もっと厳粛で静かな感じがします。
もちろん「悪い」という事でありません。
心静かに参拝するのが似合うような場所です。
拝殿の隣りは、お稲荷さんが。伏見稲荷神社とあります。
ご挨拶します。
ここ、本殿より「コワい」
伏見稲荷から勧請された、とのことですが、お稲荷さんって、豊穣だったりするんだけどなあ。
こちらは、別の何かじゃないかなあ。
伏見稲荷の本体の方じゃなくて、その周辺にもこんな感じはあるので、もしかしたら、その周辺のなにか、なのかも。
または、ここに参拝されるどなたかの残っている念かもしれません。
比較的新しいのですが、ちょっと不思議な絵。
本殿はなく、こちらのお社だけ書かれています。
もしかして、熊野信仰の起こる前にいらした方なのかも。
いずれにしても、本殿だけでなく、こちらも、丁重にご挨拶しなくてはいけない方です。
鳥居からでるとまた、不思議な参道になっています。
自由が丘って、駅からしてラビリンスだし、入ったものが、グルグルまわるような土地だなあ、と思いました。
そして、神社の目の前も、変ったカフェ(入りはしない)
あとで調べたら「都市伝説」の関さんのカフェだったようです。
不思議なムードをかもし出しています。
うーん、どうなんだ?と思ったけど、お好きな方は、ググってください。
結局、枝に椿のマークについては、わかりません。
とりあえず、この週末は例大祭なので、よって記事にしてよ、と言われたようです。
ご縁のある方、お参りください。
しばらくして、この記事を読みかえしてみたら、写真の印象が「どこのお稲荷さんだったっけ?」と思っていました。
本殿はおちついた感じなのですが、参道から見ると、お稲荷さんのような華やかさがあるのです。
本殿にお参りしたら、稲荷社も必ず、参拝ください。
自由が丘 熊野神社 東京都神社庁のページ