6月15日、蟹座にはいったばかりの木星と、牡羊座の土星がスクエアという配置になります。
また、この日には、獅子座の最後のあたりにある火星と、牡牛座の天王星もスクエアという配置になります。
(時間的には、火星と天王星の配置19時前で、木星と土星の配置が23時すぎです)
もう、忘れてしまったかもしれませんが、2020年に木星と土星が水瓶座の最初の度数で重なる「グレートコンジャンクション」がありました。
グレートコンジャンクションについてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/28581
グレートコンジャンクション、グレートミューテーションについてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/28968
記事から転載します。
その宇宙のハテにある、その二つが重なっていくのは、大きなイベントだったのです。
土星は、長い時間の星。長い時間を経ても変わらないもの以外は、捨てていきます。
木星は、大きな受容の星。ひろい空間を経てくるもの、すべてを受け入れます。
この二つが重なることは、その後の社会が続くための見直し。人の心のなかの道徳観や、どれが良い事なのかの基準の見直しです。
つまり、グレートコンジャンクションのあとは、新しい社会の規範になったり、生き方のルールである宗教、そのルールを教える教育が新しくなっていきます。
その結果、グレートコンジャンクションのあとの世代は、新しい教育を受けた人たちや社会的目標を掲げた世代がでてくるので、グレートコンジャンクションの前後は歴史の変わり目になったりします。
つまり、グレートコンジャンクションの時のチャートは、社会的に変化したそのあとの時代を象徴するものともいえます。
その木星と土星がそれぞれ歩みをすすめて、スクエアの配置になるのです。
大きな範囲でいうと、このグレートコンジャンクションの20年単位のテーマを見直しし、社会のなかになじませようとしていきます。
ここからの社会のルールは、これでいいのかな?という見直しです。
この配置は、2024年8月と2024年12月にもありました。
そのときは木星は双子座で、土星が魚座にありました。ともに柔軟宮なので、やりくりをしながら決着をつけようとしました。
今回は、木星の蟹座と、土星の牡羊座のスクエアという配置です。
なので、いま、ここで決着をつけよう、という話の早さがあります。
話が早い、ということは、思い込みで動きすぎる、性急すぎることもあるでしょう。
6月15日に木星と土星がスクエアとなったときの東京でのホロスコープです。
今回は、土星の近くに海王星もあり、木星と海王星のスクエアでもあります。
木星と海王星が正確にスクエアとなるのは、6~7年ごとにあります。
この木星と海王星の配置より前に、木星と土星はスクエアになるのですが、この木星と土星の配置は海王星の影響下にあると言えます。
木星と海王星のスクエアについてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/90750
「これは、善いことなんだ」と正しい情報や理論ではなく感情で判断し(あるいは、思い込んで)、
それを相手に押し出していく木星と海王星の配置のなかで、
土星という従来の規則や、組織がなくなっていくようすが読み取れます。
すると、何が現実なのか不安と混乱がありそうです。
いままでのしがらみ、ルールがなくなっていくなかで、
自分ひとりでも、主張し行動していくことは、もちろん、最初からできるわけじゃないです。
最初は、チャレンジするのが怖い、という事から、いままでと同じでいい、みんなと一緒の方が安心ということになりそうです。
「やっぱり、できないし、そのあとに結果に責任が持てない」
「自分のやりたいこと、じゃなくて、誰かのためにやらなければならない」
と強く葛藤することもありそうです。
しかし、土星と木星という本来の天体の働き自体が、なくなるわけではありません。
時間をかけて、ここから2年間、牡羊座の土星のテーマに向きあっていくことが、結局、自分の人生を生きる、振り回されない、という結果をつれてくるのだと思います。
牡羊座の土星についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/89763
さらに、この日には獅子座の火星と、牡牛座の天王星がスクエアとなります。
社会の中での突然のイベント、動きが読める配置です。
この前後の日付でいうと、月が不動宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)にあるときは、突発的なイベントが起こりやすく、また、混乱も読み取れるときです。
なので、6月14日(土)20時すぎ~17日(火)朝3時すぎ、6月21日(土)~23日(日)17時半前は、太陽もこの配置に関係してくるので
思い込まない、あせらないことは大事です。
ただ、4ハウスIC近くの太陽はサイン違いで木星とコンジャンクション。
「居場所」を強く意識しているのですが、ここでなければならない、という訳でもないでしょ?と読めます。
この6月15日の時点では、社会的なイベントがあったとしても、まだ、「他人事」感があってピンとこないかもしれません。
ただ、このあと、6月21日の夏至の日に太陽が蟹座に入り、6月25日の蟹座の新月の日に木星と太陽が重なります。
すると、このあたりから、個人の生活や活動に、この海王星、土星、木星の影響がでてくると読んでいます。
アイキャッチは、AIが生成した蟹座2度「土地の広い区画上に浮かんでいる魔法の絨毯に乗った男」
AIが女性でだしてきて、おもしろいなと思いました。(最近の権利意識が反映されているらしい)
いま、ここで決着つけようぜ、の活動宮(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)のスクエアですが、一度、空から俯瞰で見てみようよ、というサビアンです。
それは何のためか、というと、より俯瞰で見たときに、安全に着地することができるところを探しているからではないでしょうか。
社会のルールが変わっていったり、いままでのしがらみがなくなっていくなかで、「空」という地に足のついていない不安な状態です。
でも、その「空」にいるからこそ、遠くまで見ることができるし、距離を置くこともできる。
その上で、安全に落とし込む場所を探していくのです。
今回、実験的にnotebookLMで音声概要をしてみました。
辰已(ブログ記事「木星 土星 スクエア 2025年」から指示)、notebookLM(生成)
前回、2024年の木星と土星のスクエアについてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/84802
チャートは、さくっとホロスコープ作成 さんでつくりました → https://nut.sakura.ne.jp/wheel/horo.html