仕事のやり方、日課やルーティン、義務などのすべきことについて見直す新月。
でも、実は新しく何かを始めたり、見直したりするより、みんながどうするのか、同じでいたいことの安心感が優先されています。
「このままでいいよね」「すべきこともあるけれど、変わらないのがいいよね」などです。
さらに、組織や相手のルールに従っていくことも安心感を与えてくれる。
一方、調べてみたり、話してみると現実が見えてくると、そうでもないみたいだ、という事がわかってきています。
「だいたい、平等じゃないし、将来もこのままで運用できるわけじゃない」
「でも、わかってきたとしても自分ひとりでは変えていくことはできない」と。
特に、健康保険や年金、税金といったところで実感することがありそうです。
最近、話題となっているJAも共同購入や、JA4バンクといった「みんなの財布」機能もテーマになるところです。
また、個人としては、パートナーとの信頼関係や、不動産なども読めるのですが、これも自分ひとりでどうにかなる問題ではなく、動きがとれないと感じるかもしれません。
さらに、現場の運用、ルールが事実上、なくなっているので、小手先の変化でなんとかしのいでいきたい、というあたりも読めます。
「この先」が見えているのに、どうしようもない、だったら、前を同じでいい、という「感情」は、
「だって、いままでも同じだったじゃない?」という過去の信頼、一緒に時間を共有してきたという思いが、社会のなかにあります。
大事なことは、この魚座の土星の約2年間の成果、結果をふりかえることです。
「いままで通り私が犠牲になればいいんだ」という「持ち出し」をしないことです。
さらに、そのうえで、自分だけが、あるいは、相手だけが犠牲になることなく、現実としてできることをしましょう、という「大人」度が示されるときです。
もちろん、相手に対して、厳しいこと伝えたり、冷たい態度でいいと言うことではありません。
むしろ、「ずっと安心のために、過去と同じじゃなくて何か現実として行動をおこしていこう」なのです。
安心して毎日を過ごすことができないなら、
一方的に自分の「持ち出し」で成り立っているとしたら、
それって気持ちの「共有」じゃない。
しかも、あなたと私は違うんだという水瓶座の冥王星の意識とも違うと思います。
冥王星が中心となっている150度の配置は、なんとかやりくりして調整を重ねていく配置です。
この新月・満月であっさりとできるようにはならないと思いますが、少なくともこの1年、やっていくテーマです。
一方、といっても、この日、太陽と木星が重なります。1年に1度のことで、ここからの1年の「拡大するテーマ」を感じることがあるでしょう。
蟹座の木星については、こちらの記事で。 → https://divinus-jp.com/archives/90408
アイキャッチイメージはAIに生成させた新月のサビアン蟹座5度「踏み切りで、列車にぶつかった車」
車は個人とそれを守っているものであり、列車は集団の意識とそれがのっているものです。
自分ひとりで信じるところを走ってきたのですが、一度、それが破れます。
車は自由自在にルートを選べますが、列車はきまった線路の上を走ります。
小さな自我が暴走し、一度壊れることで、より大きな自我を知るときです。
特に、この新月前後では、思い出を語れる人との気持ちの共有がありそうです。
そこでは優しい時間が流れるでしょう。
先々のことはわからないけれど、この人と今、一緒にいられることの幸せだったり、お互いに長い時間をすごしてきたよね、という懐かしいような涙がでるような時間です。
このあと、新月を終わったあと、6月27日に水星が獅子座にはいります。
すると、冥王星とオポジションであり、土星・海王星と天王星と含めたクレイドルという配置になります。
すると、まず声を出そう、発言しよう、という動きから始まると思います。
今回、実験的にnotebookLMで音声概要をしてみました。
辰已(ブログ記事「蟹座 新月 2025年」から指示)、notebookLM(生成)
チャートは、さくっとホロスコープ作成 さんでつくりました → https://nut.sakura.ne.jp/wheel/horo.html