天台宗 泰叡山 瀧泉寺。
久しぶりの目黒不動です。江戸五色不動のひとつ。
仁王門からうかがいます。
「お寺」なので、山門。鹿島神宮の門は、楼門。
鹿島神宮の門は、こちら。
神社とお寺、ってなんとなく分けて考えているけど、
ここ目黒不動の山門には、仁王様のうしろに、狛犬。
いい感じに神仏習合中。
こちらは、近くの羅漢寺川による
谷地になっていて、その幾つかの湧水が出ています。
ここもそのひとつ。
境内にはいると、階段の上にお堂があって、
ちょうど段差というか崖の部分から
滝になって地下水がおちています。
前不動堂は、戦火を逃れた江戸時代のお堂だそうで、
将軍や幕府の偉い方々が本堂にお参りしているときに
庶民が 本堂に入れなかったのでそのために建てられたらしいです。
庶民も将軍もお参り。ここも、江戸の人気スポットだったんだなあ。
左右に狛犬?というか、普通の犬。
なんとなくオチこんでいるように見えるけど、
敬意を表しているのだそうです。
目黒不動には、なぜか犬が多く、帰って調べてみました。
犬は神使のひとつ、だそうです。
考えてみれば、
高野山に弘法大師を、お導きしたのが地元の狩人。
実は、地元の神さまの狩場明神ですが、連れていたのは、二匹の犬でした。
ここで、滝にうたれる修行がされるようです。
垢離堂の前は、立ち入り禁止の札がありました。
南面して日のあたるところのせいか、
行場(ぎょうば)の感じはあまりしません。
使っているのかな?
お勤めされている方々の気持ちがあって
管理されている所も大きいと思います。
でも、滝行はカンタンにはできないけど、
独鈷の瀧のなかには、お不動様がいらして
こちらに水をおかけして、代わりにケガレを祓っていただきます。
ナイスなシステム。
境内にあがる階段の下にあるのも、ポイント。
実は、仁王門のそばに、神社で手水舎にあたる水場があるのですが
そこより、こちらがおすすめです。
さ、滝行もすんだ(つもりだ)し、お参りしましょ。
男坂の下にいる、これも犬。
ここは、滝がすごくいい感じです。
目黒不動の犬については、
日本参道狛犬研究会さんの、こちらのページが詳しかったです。
日本参道狛犬研究会のページは、神使のページも楽しいです。