本殿にご挨拶をしたので、境内の方々にもご挨拶をします。
まず、この無視できない自己主張をしている赤い鳥居。
福寿神とされているたぬき。
赤い鳥居を、再度くぐって、稲荷っぽい赤い玉垣の、その向こうに見える祠へ。
これは、本殿の前を横切る形です。
ご由緒を読むと、五代将軍の生母の桂昌院が、
江戸城内で福寿稲荷として創建されたのが始まりだそうです。
その後、もともと身分の低かった彼女が、
将軍の生母という地位に、他をぬいて登りつめたのにあやかろうと、
おたぬきさまとして、大奥の女中が崇敬したということです。
感じは、お稲荷さんなんだけど、ちょっと違う。
キツネでなく、たぬき?だから?
先日も、蔵前神社で桂昌院がらみのお話がありました。
この方、春日局(かずがのつぼね)に見こまれて、とか
五代将軍の生母とか、いろいろあるけど、おもしろい方かもしれません。
蔵前神社の記事は、こちら。
その右には、金比羅宮(こんぴらぐう)
ここの後ろは、神田川。
海運の神さまなので、ここでも大きな意味を持っていらっしゃいます。
秋葉大神と江ノ島大明神。
秋葉大神には狛犬。
江戸に多かった火事に対する火伏せの神さまです。
また、江ノ島大明神は龍で、足元は橋がかかっています。
こちらは水の神さま。神田川の近くだから。
火と水。神紋もちゃんとあり、それぞれエネルギーもあります。
明徳稲荷社。これはどちらからから、ここにいらした方でしょうか。
あとお名前はわからないのですが、こちらも小さな祠のお稲荷さん。
小さいけど、いい感じの場所です。
そして、外国の方がなぜ、こんなに?
アキバの観光なら、神田明神だろうに?
小さなベンチがあって、隣り合った家族連れと、少しお話しました。
いかにもアメリカ人のご夫婦。シャイな少女、ロンゲのお兄さん。
どうして、この場所を知ったの?「ゲームにでてるんだよ」
え?この小さな神社が?「こいつさ」とロンゲのお兄さんを示されます。
海外のオタクちゃんまでが、聖地巡礼なのかぁ。
うーん。日本のティピカルな神社とは違うんだけどなあ。
ま、いいか、いい場所だし、楽しんでもらえれば。
そして、海外のオタクちゃんは、美形が多いと再認識。
教えてもらった英語の音をもとに、
帰ってから調べたら「AKIBA’S TRIP2 アキバズトリップ2」というゲームで
秋森神社として登場していました。
お稲荷さんと、たぬきさんは
このゲームの会話、どう思っているのかな?と思いましたが、
この会話や、海外から聖地巡礼に来るなんて、
江戸から現代への変化を考えたら、たいした事ではないような気がしました。
柳森神社 東京都神社庁のページ