本の最初近くにある言葉です。
今からたくさんすぎるほどの言葉を本文で伝えてきますけれど、たったひとつ言いたいことは、
「大人になんかならなくっていい、ただ自分になってください」
ということです。それがみなさんがこの世に生まれてきた目的なのです。
紹介は以上!(笑)
あとは、本を手にとってみてください。
・・ですが、一応。
いつかテレビの対談番組で、吉本さんが「不安な夜に枕元において、お守りになるような本を書きたいし、実際に、そうしてもらっているのが嬉しい」とおっしゃっていました。(言葉は正確ではないかもしれません)
そんな本。
そして、不安で目が覚めてしまった夜、小さな明かりでも読めるやさしい顔をした本です。
物理的に軽いし、後藤朋美さんの絵がかわいい。
物語をそっとささえるようなクラフト・エヴィング商會の装幀。
まだ、おとなになっていない方、あるいは、おとなになっていても、子ども時代を取り戻そうと、本来の自分に戻っていく方、どうか、お守りになりますように。
筑摩書房のサイトでは、ためしよみ期間中です。
おとなになるってどんなこと?