随身門です。
この直前の道路が、品川道、京所道になります。
直前を通っているのは、ちょっとめずらしい。
亀と鶴には全く見えません。なんだろう。これ。
神様が降りてくる依り代(よりしろ)かも。
上賀茂神社の立砂みたいなもの。
それにしてもなぜ、鶴、亀?
出雲大社を囲む、亀山鶴山の象徴。
だったら、それにつりあう八重山が本殿の奥にあるのかな。
あるいは、かごめの歌。
鶴と亀がすべって、かこむ歌。
「うしろの正面、だあれ?」で終わる歌。
うしろの正面、まさに、この本殿がそうです。
1051年に南面していた本殿が、
東北の守りと称して、北面に変えられたという事。
いずれにしても、随身門ができる前の
結界とか、依り代にあたるものでしょう。
これ、鐘楼かとおもったら鼓楼(ころう)だそうです。
お寺の鐘にあたる場所にあります。
明治直後には、菊の紋の使用はかなり制限されていて
その後、ゆるめられたとはいえ、やはり皇室との関連がないと
使えないものでしょう。
明治の前は、ここは六所明神と称していたそうです。
国府の大きな役目として、
この土地の神さまをお祀りするということもあったので、
武蔵の国の神さまをこちらに勧請しています。
だから、総合のお社なので、総社。
また、6という数字は、
東西南北に天地を加えた世界を表すものだそうです。
六所神社、という名称は各地にあります。
公式ホームページを見ると
埼玉から神奈川に広がる土地の神さまに、
集まっていただいているのがわかります。
写真はホームページからいただきました。
本殿にいる狛犬が古い様式です。日枝大社にも、お傍近くに狛犬がいました。
パワフルですね。
各地代表の神さまですから。
それを1000年以上もお守りしている土地の方、
奉仕されている神職の方、の気持ちが伝わってきます。