立秋。この日から秋です。
暑さはこれからが、シンドイ時だけど、暑中見舞いから、残暑見舞いになります。
陰陽五行の考えでは、秋の色は、白。秋のことを白秋(はくしゅう)ともいいます。
感情としては、哀。臓器としては、肺で、鼻に表れます。
湿気の多い夏から、乾燥した季節にうつり、呼吸器、粘膜が障害され、鼻水や、風邪をひきやすくなります。
英語の花粉症は、hay feverで、直訳すると「干し草熱」
いかにも秋っぽいなあ、と思ったのですが、彼の地では、初夏から夏にかけてのことらしいです。
だから、この季節には、肺と鼻などの粘膜をケアするのが、おすすめです。
もともと、湿気が多く、むくみがちの日本の風土では、むしろ乾燥のトラブルが起きることが、多いと思います。
肺を意識した深呼吸と、ストレッチを。
精油をアロマディフューザーで楽しむのもおすすめ。
精油ではフェンネルもよいです。
フェンネルは、茴香(ウイキョウ)の仲間。
秋の乙女座のルーラーである水星が象徴するとともに、
呼吸器官に働きかけ、女性にはホルモンを安定さることも期待できます。
ウイキョウは、胃腸薬や鎮痛薬にも、成分として含まれています。
太田胃散にも入っているね。
食材では「白いもの」(ベタだ)
あるいは、粘膜のケアをするもの。肺をケアするもの。
豆腐、大根、レンコン。
山芋は、山薬ともいれわれ滋味深い食材です。
また、秋は六腑では大腸を司るので、発酵食品や繊維質のもの。
ヨーグルト、味噌も積極的に。
この季節に調子が悪いのは、前の季節の、夏の養生が足りなかったからのも一つの原因。
秋といっても、まだまだ暑いこの時期は、まだ、夏、心火の養生が大事。
夏の養生を心がけるためにも、梨はおすすめ。
心火とともに、肺金に属し、興奮をおさえるとともに、肺を潤すと考えられています。
また、秋の感情が「哀」なので、うつになりがち。
誰でも、秋の方角である西に沈む太陽をみて、なんとなくセンチメンタルになりますが、過去のアレコレを思い出し、未来の不安を感じるのではなく、秋の収穫祭のように、実りを祝い、感謝する季節と考えましょう。
今までの成果を実らせ、改革したり変化させる時期でもあるのです。
さらに、五行では秋は、「金」を表します。
石、宝石の季節。
夏の暑さから、ジュエリーはつけるのも、ちょっと、という季節から変わって、好きな宝石を身につけるとよい、という季節でもあります。
新しい「石」を探すのも、楽しいね。
新しい石を探すには、この本も楽しいです。
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