笠間稲荷神社のとなりにある、稲荷社。
笠間稲荷神社が、格が高い武家の祈願所という由緒をお持ちな一方で、
こちらにいると「そうそう、お稲荷さんって、こうんな感じだよね」というところ。
ちょっと、ほっとします。
ご挨拶します。
ちょっと、仏教の雰囲気もあります。そして、しっとりした空気感が、お稲荷さんらしい。
それでも、小さいとはいえ、拝殿と本殿が分かれていて、
神橋で結ばれているというつくり。
あまり慣れないのですが、同じ茨城のお寺である
大悲山保和院(だいひざんほわいん)桂岸寺で、二十三日をご縁日とするお寺があったり、
二十三番目の月を待つ二十三講があったようでした。
ともに、ご本尊は勢至菩薩。
こ城山出世稲荷神社も、この二十三夜尊も、まだ、地元の方の信仰があるようです。
実際、出世の御利益もありそう。
ちょっと仏教っぽかったのは、このあたりの雰囲気なのかもしれません。
二十三番目の深い月。
それを待つ人の心の深い部分。
境内の立て札。
城内に狐の塚をみつけて、それを祀ったのが最初、とのことです。
狐の穴、ってそのあとに稲荷社ができること、多いですね。
品川神社の阿那稲荷社や、上野の花園稲荷社も穴がありました。
そして、こちらも笠間城がらみのお社。
ホームページがないのですが、こちらが境内にあった看板と地図。
大悲山保和院 水戸観光協会のページ