本殿の後ろのパワーはなんだろう?海なのかな?と、
行った時はよくわからなかったのですが、
帰ってきてから、本殿と海岸線の間には、古墳群があると聞いて、なんとなく納得しました。
でも、うかがったときは、古墳のことはわからなかったので、
本殿の向こうは海であって、そこから何かが、やってくるイメージがありました。
だから、伊勢神宮の二見興玉神社のように、ご神体は海の中なんだろうか、と考えていまいした。
いただいたご由緒書によると、「さかつら」の地名のもととなっているのは
海にみえる岩石群だそうで、万葉集にも歌われているそうです。
公式ページに、その句がありました。
「さかつらの おかにあわまき かなしきが こまわたぐとも わはそともはじ」
また茨城神社庁では、「さかつら」について、
一部のみ反対の北に傾いた岩から逆列(さかつら)となり、お酒の神様を祀るので「酒列」となったとあります。
また、その他の説もあるようです。
本殿の後ろ側の海に面した道路から、その岩石群がみえます。
白亜紀の地層だそうです。
ちょうど、雨が霧のようになって、海から陸へあがってきます。
霧のなかの岩が、陸にむかってくるようです。
ご由緒には、海上に光り輝くものがあったことから始まっています。
この岩石群が、海からの霧にのって、やってくるように見えたのかもしれないなあ。
ヤマトの勢力の東北への霊的な最前線、海を臨む場所の古墳、
でも、それより古い白亜紀にさかのぼるのが、この神社のパワーの源かもしれません。
平磯海岸について 茨城県県北ジオパークのページ