このあたりには、古代の遺跡や古墳も多く、古代から人が住んでいたところ。そして、それが奈良ほど「まとまってない」感じです。いや、奈良も京都から比べると、さらにバラバラ~としているんですが。
昔の国の区切りで「備中」という国のアチコチの神社をあつめた神社です。
古代の国司は、その地方の神社を参拝するのも大事な仕事だったので、こうして集めてしまうとラクなのです。
足元は砂。今も海が近く、標高は10メートルほど。古代は海のなかだったようです。
そこ回廊のなかには、神楽の面がありました。
神楽自体は、平安時代以降に成立されたものと聞きました。この神楽面は吉備津神社にも奉納されていました。
横の回廊と前の回廊が当たったところが拝殿。
その向こうに本殿が見えます。
拝殿。
拝殿の前に屋根があります。長い回廊を通ると雨に濡れずに参拝できます。
ご挨拶します。主祭神は、大名持命(おおなむちのみこと)で、大国主命(おおくにぬしのみこと)の別名とされています。
でも、なんか、もっとネイティブで、妙にかわいい感じもします。
雨も少なく、気候も穏やかで海も近い。
古代人、良いところ知ってるなあ。
そうは言っても、私がこのあたりで思い出すのは、横溝正史作品なんだけどね。