瀬戸大橋の近くにあるお稲荷さん。
小さいのですが、赤い鳥居が目にとまります。
石の階段を登っていきます。
ブロック塀があって、人の家のようなところが拝殿なんだと思うのですが、閉まっています。
神職の住まわれる社家と拝殿が一緒になったような造りで、なんとなく生活の感じもするけど。
あるいは、地域の方が集る集会所のようなところなのかも。
この後ろは岩。この場所全体岩っぽくって、たぶん、海はこの下まであって岬だったんだと思います。
お稲荷さん、でもあるんだと思うのですが、石の信仰もありそうだし、エビスっぽい感じもします。そして海の安全も祈願するところでもありそうです。
白鬚は、新羅であり渡来人の神社、という事を以前、聞いたこともあります。
古代から瀬戸内海を通って、奈良、京都を目指す渡来人の往来も多かったのかもしれません。
さらに、山頂にむかって石の階段があり、赤い鳥居が続いています。
たぶん、あの上のお社が本宮にあたるのだと思うのですが、鎖のついた岩をよじのぼる事になるので、拝殿をここに設けたという事だと思います。
私も、足もとがアヤシいので、こちらから参拝。
帰ってから調べてみると、この上に穴にはいったお稲荷さんがおられるそうです。
お稲荷さんと穴って、あちこちにあるなあ。
王子稲荷もそうだったり、上野の花園稲荷社もそうでした。花園稲荷社の記事は、こちらです。
品川神社の阿那稲荷社も、「穴」。ぐるぐるとまわる穴のエネルギーをもったお稲荷さんでした。こちらの記事で。
参拝者がいたわけじゃないのですが、とても人の気配を感じます。
石の信仰や、海からの恵みのエビスさん、渡来人もあるような古くからこのあたりをお守りしてきた神さまなのだと思います。