天孫降臨の地、つまり、天照大神(アマテラスオオミカミ)のお孫ちゃんである瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が天から、高千穂の峰に降りられたという伝説のある地です。
天孫は、今の皇室、天皇家に続きます。
お宮自体は火山の噴火などがあって、現在のこの地にあるそうですが、天と地が強く結びついている聖地です。
すごく大きな駐車場があり、大型バスが何台も入ってきていたのですが、とても清浄な場所。
手水という禊ぎの場所でありながら、この清浄。
ここに来るまで鹿児島の神社をいくつかお参りしてきました。
そうすると、霧島神宮も、鹿児島独得の配置で、勅使殿、拝殿、本殿という並びになっていることがわかります。
ただ、この神宮は、普通の参拝では拝殿の前にあがるのではなく、勅旨殿の前で参拝いたします。
その手前の左右に門守神社がありました。
神職が参拝されています。
大きなお宮では、入口をお守りしてお祓いする神さまがおられます。厳島神社でもそうでした。こちらの記事で。
ニニギノミコトが天から降りてこられたのは、この地ではありません。このお宮が、最初にあった場所近くの高千穂の峰なのですが、ここに天からまっすぐな柱、光のエレベーターがあるような気がします。
朝の時間に行ったのですが、この階段を神職がお掃除されていました。
これが、天へ通じるエレベーター。天国への階段。
周囲は、廻れるようになっていますが、根を傷つけることのないようになっています。
この木に触ったり、まあ、いろんな事をしそうだものね。
そして、この杉に限らず、この周囲から立ち上がってくるご神気のすがすがしさ。
コワい程のご神気というのは、あるのですけど、ここは、コワい、という事がないのがおもしろいです。
山の中にあるので、かなりアクセスは不便です。
なのでむしろ観光バスでみえる方が多いのだと思うのですが、そうすると参拝といいより「観光」になります。
その多くの人を迎えてなお、この清浄さと神聖さ。
霧島市 霧島周遊観光バス
神さまの前にずっといたい、という気持ちもありますが、あまりにいると、この世にもどれなくなりそうなので。
またタイムトンネルをくぐってもどりました。