メール鑑定

マークと占い

2020年の年始におもしろいイベントに参加しました。こちらの記事で。

そのときに、感じたことのひとつに、言葉と占いのなじみのよさがありました。
占いというのは、抽象を言葉にする訓練が大事ということです。
いや、今にわかったことじゃなくて、まついなつきさんに、言われてきてましたけれど。
「言葉にしにくいサイン、不得意なハウスは、何度も何度も繰り返し言葉にするしかないんだよ」と。

例えば、このマーク。

トイレ。
そう、トイレのマークです。

占い師のマーク、象徴を言葉にすると、こんな事です。
「あそこに、トイレがあります」とわかるのです。といっても、占い師はトイレの案内係じゃありませんけど。

あるいは地図記号。これは病院です。

私は、西洋占星術を扱います。お客様、クライアントのホロスコープのなかにこの記号があったとします。
その方によって「医療関係のお仕事ですね」とお伝えすることもありますし、「ここ、ちょっと健康診断をお受けになってみてください」とお伝えすることもあります。

そして、お客様、クライアント側からみて「当たる占い師」の秘密もこのへんにありそうで、「病院」という象徴に反応し、あるいは占い師と一緒にその象徴にダイブする勇気のある人が、当たる占い師に遭遇しやすいし、あるいは、開運のきっかけもつかみやすいと思うのです。

地図記号の続き。

これ、果樹園です。

これも、お客様、クライアントのホロスコープのなかにこの記号があったとしましょう。
ここにフルーツがありますけど、あなたにとってフルーツ、果実って何でしょうか?
「仕事の成果です」「恋愛です」「育てるものです」「お金です」とお答えになるでしょうか。
あるいは、何もわからないでしょうか。

すると、占い師はこう答えるとします。
「そうですか。このフルーツはちょっと取りにくいところにありますね」

そうか、じゃあ、どうしてもとらなきゃ、と思いますか?
でも、私は、とりにくいところにあるとしても、そのフルーツに突進し、ただ、がむしゃらにとりまくっていくことだけが、フルーツを楽しむことではないと思うのです。
それに、そもそも、自分にとってフルーツって何?という事がわからないと、探しようもありません。

おカネを集めるのが金運じゃないし、好きな相手にストーキングするのが恋愛じゃない。
それは、わかっている。
わかっているけど、止められない、(by 植木等 あら、おトシがばれるか。いや、シャープさんも「サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだ」といってたし)はあるとしても。

じゃあ、金運ってなんだろう、ホントの幸せってどゆこと、という答えを探していくことができれば、本当によかったと思うのです。

ハナシがそれました。

占い師が象徴を言葉にする訓練は、とても大事で、西洋占星術の石井ゆかりさんが「筋トレ」というサイトをやっていらっしゃるのですが、毎日の天体の配置を言葉にするのは、筋トレと似ています。
ちょっとずつ、でも、飽きないでつづけること。

これは、私はホントに懺悔というか、反省しているところなのですけれど、最近、小説というジャンルの本を全く読まなくなりました。
占星術では、チャートを「読む」といいます。
また、薬剤師は処方箋を「読む」といいます。

占い師のチャートを読む、については上に書きました。
薬剤師の処方箋を読むというのは、文字通り書いてあることを読む、のもありますが、例えば、いくつか薬が書いてあって、そのなかのひとつが、どうも他の薬と比べると違和感がある。
これ、間違ってるんじゃないの?そして、たぶん、この薬と間違ってる、と考えるようなところ、です。
これは、間違えそうで有名な事例で、いまは、薬の名前が変更になったのですが、アルマールという血圧の薬がありました。
これが、糖尿病の薬のなかに、脈絡もなくアルマールがポンと入ってきたとき。アルマールじゃなくて、アマリールという糖尿の薬じゃないの?と考えることです、例えば、です。
(実際には、もっと身バレしそうなハナシで山ほどあります。それに患者さんの情報にふれることでもあるので、このあたりで)

そのチャートを読む、と処方箋を読む、という事で、私のなかの、「読む」特に行間を読む、象徴を読むという欲求がかなり、そこで満たされてしまってるんじゃないかと思うのです。

これは反省しなくてはなりません。なぜなら、インプットがないとアウトプットもできなくなるからです。
膨大な量の言葉、いろんな読み方のできる象徴を仕込んでおくことが、将来のあるいは、明日の自分の言葉になると思うからです。

また、ハナシがずれました。

象徴を言葉にすること。

なので、この開運研究所のイベントのメンツは言葉を扱う方がおられます。
モデレーターの田中泰延さんは、もと電通のコピーライター。
SUGARさんは、慶応大学哲学科卒。
シャープさんは、企業の広報でしかも、第50回佐治敬三賞、2018年東京コピーライターズクラブ新人賞も受賞されている。
それぞれ、言葉の意味や定義を厳密にして、あるいは賞品のもっている売れる要素を引き出し、明確に言葉にする訓練をうけ、それを仕事をしていらっしゃる。
なので、象徴に向かい合ったときにも言語化するということも得意だろうなあ、と思っていたときに、シャープさんのコラムがツイッターのタイムラインに流れてきました。

(ちょっと長くなったので、続く

田中泰延さん Twitter: @hironobutnk
SUGARさん https://isuta.jp/horoscope
シャープさん Twitter: @SHARP_JP(SHARP公式)

開運研究所


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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
 メール鑑定と対面セッション、オンライン、電話での鑑定をしております。
 薬剤師。アロマ検定1級。
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