浜松の町を守っていただいている八幡さま。
浜松城の鬼門の守りとサイトにありました。
確かにお城の北東の方角におられます。
でも、そもそもはもっと海に近い場所におられて許部神社(こべじんじゃ)と称されていたそうです。
その時は、海神の娘である玉依比売命(たまよりひめ)をご祭神とし、遠津淡海(とおつうみ)と呼ばれた浜名湖、海の鎮静を祈願したそうです。
この地に遷座された時には、白狐が翁(おきな)の姿で、浜の松をこの地まで曳いて植え替えたという事から「浜の松」、浜松の語源となった、とも。
また、その後、八幡さま二柱を勧請され八幡宮となったそうです。
境内は広々としていて松も確かに多い。
八幡さまというと、やはり武将の守り神という「戦いの神さま」の雰囲気があるのですが、そういった前のめりの雰囲気とは別に、参道の長さとか広がる空が海っぽいです。
ここに八幡神をご勧請されたそうですが、この洞(うろ)に小さな祠があってもよさそう。
リッパだなあ。
赤い鳥居が連なっていてお稲荷さんらしい。
ご祭神は徳川家康公。浜松ですから、家康公のお膝元です。
拝殿のおさい銭箱にも三つ葉葵の徳川の紋章がありました。
古くは浜松湖、遠江(とおとうみ)を拝した神さまであって、その後、武将の崇敬を集め、いまは浜松の町の鎮守様としてこの地に鎮まっておられる。
海を思い出させる、大きな気持ちをお持ちの神さまです。