音楽にジャケ買い、というのがあるように
この本は、タイトル買い、しました。
「小さないじわるを消すだけで」
「匿名の正義のご意見」に見せかけた
単なるうっぷんばらしって、あります。
ばななさんは、
いじめなり、殺人なり、よくないと思われるものは、
他人と自分をはっきりと違うと分けること、
自分の仕事などの小さな範囲を決めて
そこ以外は関与しないという
「小さないじわる」から始まるのではないか、とおっしゃっています。
また、
義務感と正当な理由づけとストレスが悪い具合にブレンドされると
自分が論理的に正当化されるように、人を傷つけて
自分のストレスを発散させてしまうとも。
しかも、たいがいが匿名で行われている、と。
そして、対談されたダライ・ラマ14世の言葉は
困難に際しても知性を正しく使い、現実的にチャレンジしていくことで
勇気と自信を得ることもできます、と。
その「小さないじわる」を
徹底的にとりのぞくとなにが起こるんだろう。
それは、毎日のなかで、私たちに対する宿題、ともいえます。
京都精華大学45周年記念事業 ダライ・ラマ14世講演会 11月24日
(この本のもとになった対談です。また他のページもおすすめです)