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牡羊座 新月 日食 2023年

牡羊座で新月があります。4月20日東京でのチャートです。

牡羊座で新月。この新月は日食となるものです。
食を伴う新月なので、いつもの新月より長い期間「有効」で、少なくとも次の食がある10月くらいまで影響があります。

この日食は、金環皆既日食(皆既でもあり金環でもある)で、太平洋から南米で起こります。
日本の西日本でも一部、見ることができます。

国立天文台のサイトから https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2023/04-topics02.html

日食は、特別な新月。次の日食は10月。それまでの約半年、影響があります。
また、食の影響は前倒しの事も多く、1週間くらいまえから影響がある方もおられます。こちらの記事を ご覧ください。

日食は、月が地球と太陽の間に入り、太陽が見えなくなります。
地球という物質化の世界が見えなくなるので、一度、何かを失うような体験をすることになります。
日食が不吉だというのは、この物質界の喪失体験があるからだと思うのです。
また、月は、私たちが受肉して地球におりてくる宇宙と地球の間にある天体。
その月に太陽のエネルギーと焦点があたることで、自分が地上に受肉するまえの「目的」を確認することもあるでしょう。
地上での喪失体験を通じて、本来の目的の再確認が日食だと思うのです。

今回の日食の中心は、インド洋からオセアニア、太平洋です。

NASAのサイトから → https://eclipse.gsfc.nasa.gov/SEplot/SEplot2001/SE2023Apr20H.GIF
NASAのサロス周期129 → https://eclipse.gsfc.nasa.gov/SEsaros/SEsaros129.html

日食の中心帯にはオセアニアがあるので、食の影響の大きな地域としてはここを注目していきます。


サロス周期では129
サロス周期とは同じようなところで起こる一続きの食のグループ。
だいたい、18年ちょっとで同じ場所で同じような食が観測されます。
それが1200年から1500年くらいで地球を一周していくという、気の長い周期です。
前回のこのサロス周期129の日食が起こったのは、1987年3月29日です。

このサロス周期129の前回の1987年3月29日の日食のホロスコープはこちら。

1987年は地価高騰とともにバブル景気が始まり、あるいはブラックマンデーの起こったときです。
5ハウスの投資、証券という分野が大きく注目されたことがわかります。
同じサロス周期129であることから、今回も証券、金融、投資といった分野に注目していきます。

この日食のあとの木星の牡牛座移動もあり、特に金融、経済といった分野で大きな動きがでてくるかもしれません。


この牡羊座の新月は2023年で2度目です。

1度目は、3月21日の春分のあとすぐの3月22日(水)の牡羊座0度での新月でした。
前回の牡羊座の新月からこの日食の新月までが、スタート感、チャレンジ感の強い時期のハイライトです。
前回の牡羊座新月は春分のあとという、とてもフレッシュなスタート感の強い新月でした。
また、そのあと長いこと双子座にあった火星が蟹座に移動したりして、バタバタしか新年度がスタートしました。

2度目の今回は、牡羊座29度での新月(つまり太陽と月が重なるタイミング)のあとに、すぐに月は牡牛座に移動します。
そこで、水瓶座の冥王星とスクエアとなります。

大きな枠でみると防衛問題と公衆衛生、つまり、我が国においては北朝鮮、中国からの脅威と、新型コロナウイルスの感染症の流行がテーマが読めます。
あるいは、情報のリークやネットのセキュリティ問題もありそうで、そこから日本の立場を明確にする必要があるようなちょっと要注意な配置です。
太陽はアセンダントの支配天体でもあり影響は大きいです。
国だとリーダーの動向です。

また、この翌日から水星が逆行を始めることも影響があって、個人でもネット経由の決済トラブルや、連休前でもあり予定している海外旅行を考えなおす必要のあるような情報がはいってくるかもしれません。

ただ、この新月自体は冥王星とのスクエアでは、サイン違いなのでギリギリ、大きな問題にならないとも読めます。

その、ギリギリの度数での食でもあり、水星の逆行前であり、予定通りに進まないこともあるので、個人の感情としては、イライラしてしまいがちです。
なので、こらえきれない感情がでてきてしまったり、いままでガマンしていたのに!という怒りになってしまいがちです。

年度の切り替わり時期でもあり、いままでの日常、働き方が変わることで、あたらしい目標を設定しなおすということもありそうです。
そして、いまやらなければ一生、やれないだろうという切迫感をもって、何かにチャレンジする方もいらっしゃると思います。
あるいは、逆に現状を耐えることを続ける決心をされることも、私は尊重したいと思います。

このあたりの雰囲気をアイキャッチにどう表現しようかと思って、サリンジャーを思い出しました。
サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」の有名な一節です。
「僕は耳と目を閉じ、口を噤んだ人間になろうと考えたんだ」(村上春樹訳)


この食がその方のホロスコープのどこで起こるかも関係するので、個人における影響はさまざまです。
活動宮(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)の最後のあたりや、不動宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)の始めあたりに天体がある方にとっては影響が大きいです。
特に太陽、月のライツがある方は、影響は少なくないと思います。

一方で、魚座の土星の存在が大きいです。
サインとしては隣同士なのでちょっと意識しにくいのですが、自分の周囲の気持ちを無視せずに、協力を得られるかがポイントです。
あるいは、困っている人がいれば声をかけて、やってあげることが自分自身の成長になるのです。
自然とできることではないので、意識して周囲を見渡してみましょう。

社会的にもこの日食前後から、5月6日(土)の月食あたりまでは不安定になりがちです。
この期間、カレンダーとしても連休になります。
また、4月21日(金)からの水星の逆行もありますので、この期間の予定は余裕をもっておいたり、仕事の仕上げを前倒しにしたりして、この連休中はいつもよりスケジュールや予算や体力に余裕をもっておくとよいと思います。


ライ麦畑でつかまえて

国立天文台のyoutubeで中継されます。

チャートは、MyAstroChart さんで作りました。

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
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