火星が冥王星とスクエアの配置となります。
火星はだいたい2年で1周するので、計算上は半年の1度のことなので、それほど珍しい事ではありません
ただ、今回は次の点を注目しています。
1.火星とドラゴンテイルのコンジャンクション(10月4日)
2.火星と冥王星のスクエア(10月9日)
3.冥王星の逆行終了(10月11日)と火星の蠍座への移動(10月12日)
「1.火星とドラゴンテイルのコンジャンクション(10月4日)」 →https://divinus-jp.com/archives/72859
「2.火星と冥王星のスクエア(10月9日)」 → https://divinus-jp.com/archives/72876
については、それぞれ前の記事で書きました。
ここでは、3について書きます。
3.冥王星の逆行終了(10月11日)と火星の蠍座への移動(10月12日)
冥王星は2023年5月2日から逆行を開始し、途中、山羊座に戻り、10月11日に山羊座で逆行を終了します。
冥王星はゆっくり動く天体なので、逆行から順行に向かうときも、前後の2週間くらいは、ほぼ止まった状態です。
そこに冥王星の刻印がギュッと押されるようなイメージがあります。
なので、今回は10月4日あたりから18日あたりまで、留まった状態になっています。
この冥王星が留まる山羊座27度(かぞえ28度)のサビアンは「大規模な鳥類飼育場」
鳥は霊的な象徴ながら、集団性のあるサビアンです。
霊的な集団、あるいは、何かの目的をもった集団です。特権的な集団でもあり、そこにエネルギーが集中していきます。
冥王星の順行への流れは、ノード軸とこの火星、冥王星のスクエアとともに、見えない問題が見えてくる配置です。
また、このほぼ同じ時の10月12日、蠍座に火星が移動します。
火星は蠍座の副支配天体であり、冥王星は蠍座の支配天体。
非常に火星、冥王星が強調されています。
火星が蠍座に入ったときのホロスコープです。東京で作成。
集団のひとつの目標にのめり込んでいこうとする蠍座の火星と、自分のものは手放したくない牡牛座の木星、天王星と向かい合っています。
(さらに、冥王星がアセンダントにかかっています)
いままで我慢してきたけれど、もう、これ以上は無理というギリギリの感じがあります。
ただ、この火星は魚座の土星とのトラインに向かっており、
特定の集団ではなく、みんなのためにここはきっちりしておこう、と思うようなところもあります。
なのでここではもう一度、魚座の土星のテーマを思い出してみることも大事です。
この土星は逆行中ですが、そのあたりについてはこちらの記事で →https://divinus-jp.com/archives/70183
1.火星とドラゴンテイルのコンジャンクション(10月4日)
2.火星と冥王星のスクエア(10月9日)
3.冥王星の逆行終了(10月11日)と火星の蠍座への移動(10月12日)
をまとめてみると、パワーが突然、沸き起こっていくような事件、イベントの可能性もあり、
そのパワーの矛先が「あなたのために」「集団のために」という自分以外を根拠としそうで、
なにかひとつきっかけがあると次々と反応が起こっていくような早さもあります。
また、集団と個人という構図や、バランスと集中というノード軸自体のテーマも再度、ここで問われてくる時期が、9月27日あたりから10月中旬あたりまでになりそうです。
繰り返しになるのですが、予定は無理をしない。
外出は、遅くなるまえに戻る。
なんとなく不安、など身体と心の声に耳をふさがない。
あと、すぐ反応せず、一度、自分に落とし込んでみる、も大事だと思います。
そして、ここでも土星は厳しいけれどよい先生となると思います。
そもそも、見えないけれど大事なルールを守っていますか?
それをできてない自分を責めていませんか?
誰かのために、という理由で行き過ぎていませんか?
アヤしいスピリチュアルにハマっていませんか?
また、今回の9月下旬から10月上旬の火星、ノード軸と冥王星のスクエアから、冥王星の蠍座入りに至る流れがあります。
このバタバタした落ち着かない事件や案件は、ずっと以前からわかっていたけれど、向かい合っていなかったことを見せてくるという配置でもあり、そのトラブルや案件を通じて見えてきたことを次の変化の材料、つまり15日の日食、そのあとの月食へと続く変化の流れです。
なので、真正面から受け取る覚悟も必要です。
このあと、10月15日には日食を伴う新月となります。
日本から見ることはできないのですが、この日食も「関係性」の変化が読み取れます。
2023年の成果、節目でもある日食でもあり、来年の冥王星の水瓶座入りがあるので、この火星のパワーはそれを推し進めることになりそうです。
また、火星とノード軸と冥王星のスクエア、あるいは冥王星の逆行の終了から日食、月食という流れは、見えなかった問題や、見ようとしてなかったテーマがトラブルや事件という形ででてきて、それを「我が事」となってくるようです。
ノード軸の移動についてはこちらの記事で →https://divinus-jp.com/archives/72030
冥王星の山羊座への逆行についてはこちらの記事で →https://divinus-jp.com/archives/70859
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。