「ただいま、戻りました」
7年ぶりの大神神社(おおみわじんじゃ)です。
7年というのは土星の周期でひとつのスクエアから、次のスクエアに至るまでの時間。
その間に、新型感染症があり、空白のようなそれでいて大きなうねるのあったような、私にも皆さまにも、大きな時間だったと思います。
神さまとちがって、短い人間の生涯のなかで決して短い時間ではありません。
でも、奈良はずっと変わらず懐かしく、温かい気持ちになります。
奈良の三輪のあたりには、こうしたポコポコした森がたいがい(たいがい?笑)、古墳。
神社、お寺も好きですけど、古墳のエナジーも好きです。
でも考えてみれば、そもそも、お墓なのです。
権力を見せつけたかったといわれる大きさや、埋葬者のそこに埋葬された経緯もあるでしょうけど、ゆったりとした雰囲気があるのです。
水田の向こうに青垣山。
青垣山は、奈良盆地をめぐる山で、そのひとつが三輪山に続きます。
大鳥居
この大きな鳥居が遠くからみえると、ああ、やっと来たなあ、と思いました。
最初に参拝したときは、スカっとして鳥居の目の前の駐車場もたいして車もなかったのですが、参拝者も多くなり駐車場や参道の整備もすすんでいるようです。
このお社だけでなく、周囲の広さ。
(公式サイトからいただきました https://oomiwa.or.jp/keidaimap/ )
この日は平日でしたが、参拝する方はひっきりなしです。
祓戸神社
この参道を砂利の音を聞きながら歩いていくことが、ひとつのお清めになっていると聞きました。
確かに何か肩の荷をおろすような気持ちがします。
神さまに違いはないのですが、こうした長い参道、あるいは広い境内のある神社では、こうした拝殿までの時間がとれることが大事な気がします。
拝殿に向かうところの鳥居。
この神社だけではないのですが、独特のものです。
ときどき、今どきなので消毒用アルコールもありますが、こうした大幣(おおぬさ)が置いてあるところがあります。
手をあわせる前に使わせていただきます。
神職がされるようにやって、手をあわせるまえに自分で自分を祓わせていただきます。
この神社には本殿はなく、後ろの三輪山自体がご神体となっています。
以前の記事もあわせてお読みください。大神神社の参道から始まります。 → https://divinus-jp.com/archives/27320