8月5日から8月29日まで水星が乙女座で逆行をします。
この逆行では、8月15日に獅子座に戻り、獅子座で8月29日に逆行を終了します。
その後、順行にもどって9月9日に再度、乙女座に入り、9月12日に逆行を開始した位置に戻ります。
この水星逆行中の期間だけでなく、もとの位置に戻るまでの7月17日から9月12日ころまで影響が残ることもあります。
水星は、交通、情報、コミュニケーション、商いの星。
逆行によって、計画の見直し、復縁、仕切りなおしなど、前へ進まず、見直す時間となります。
これは、「悪い」ことではなく、必要な見直しであり、時期を待つことになります。
この間は、交通のトラブルや通信機器の故障、情報の行き違いに注意が必要です。
とくに逆行開始と終了の前後2日くらいは、水星が止まっています。
この時がもっとも影響が大きいので、時間と心に余裕をもって計画をしておきましょう。
こちらの記事もごらんください。 → https://divinus-jp.com/archives/1572
また、パソコン、スマホなども水星の管轄するものです。
しばらくバックアップとってないな、という方は、水星逆行前にとっておきましょう。
(といってもギリギリでは影響が始まっていますので、余裕をもって)
あと、魚座に海王星があり、乙女座での水星逆行なので、ウィルスやハッキングも注意したいところ。
ウィルスソフトのバージョンアップもしておきましょう。
2024年7月に発生した世界的なシステム障害は、セキュリティーソフトのバージョンアップが原因とされていますが、より深い原因もあるようです。
むしろ、水星逆行期間中でなかったことが幸いだったのかもしれません。
「大規模なWindows障害の発端となった「欠陥」は、こうして世界中のシステムをクラッシュさせた」→ https://wired.jp/article/crowdstrike-outage-update-windows/
夏休み期間なのに、なかなか予定が立てられない、というあたりは読めるのですが、むしろ、活発に動き回るというより、ゆっくりするというよい機会かもしれません。
ゆっくりとするための、長期のお休みをとるのもいいでしょう。
また、水星逆行の最初のあたりの8月8日には逆行の水星と金星が重なります。
ここは、なんとなく、だらっとしてしまう時期です。
お盆休みで仕事を前倒しにしなければいけないのに、やる気持がでない、という事が読めます。
なので、お盆休み進行のお仕事は、水星が逆行を始めるまえの7月29日の週あたりを目指して終わらせておきましょう。
そのあと、お盆休みあけの8月19日の週、8月20日には水瓶座で満月があります。
この満月については、別に記事にする予定ですが、この満月も水星が関係しているので、なかなかストレスがありそうな時です。
水星は双子座の支配天体であり、双子座に木星がはいってから、最初の水星逆行になります。
つまり、5月26日に双子座に木星が入ってからの最初のチェックポイントです。
木星が双子座に入って以降、コミュニケーションや情報、あるいはスキルなどが変ってきたなかで、雰囲気に流されてオロオロしたり、はしゃぎすぎたりしている事もあったと思います。
それについて、本当に必要な情報なのかを確認したり、新しいスキルや技術を取り入れたり、身につけるための立ち止まったりすることになるのです。
また、火星が双子座にあるので、モノゴトの本質がわかっていないのに、炎上させることもあり、本当はどうなのか、をしっかり確認するときでもあります。
双子座の火星についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/80232
乙女座の水星があるこの時、双子座にある木星がおおらかに秘密をばらしたり、火星が炎上を目指したり、暴露をしているような状況です。
また、魚座の最後のところに海王星があり、土星も逆行中で、その場の雰囲気をつかみすぎる事もあるでしょう。
その状況で、乙女座の水星が細かいことを気にしていくので、やや神経が過敏になっていく時期です。
「ああ、これってこうに違いない」と自分のなかで決めつけたり、ネットにずっとつながっていったり、SNSの情報に埋もれていってしまったりすることもありそうです。
そして、この水星逆行の見直しを通して、「その情報、いらなくない?」「気にしなくていいんじゃね?」をいう方向を目指すことになります。
しかし、双子座には木星とともに火星も入っているので、最初から「気にしない」という態度にでているのは、逆効果です。
そうすると、「この際、言わせてもらうけれど」と突っ込みが入ってきて、トラブルになりがちです。
そのあたり、その方がもともと持っているホロスコープによってかなり違ってくると思います。
(でも、トラブルを通してわかってくること、変っていくこともあると思います)
双子座の火星についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/80232
双子座の木星についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/78695
この水星逆行の前後に、獅子座の水星と牡牛座の天王星のスクエアの配置が3回あります。
7月22日
8月18日
9月7日
天王星は9月2日から逆行を開始するので、ほぼ止まっているような状況ですが、じっくり時間をかけてあわてずに変えていくことができる、という事もあると思います。
イマドキの流行にバージョンアップする、新しい技術を身につける時期。
いままで身についてたものを新しくしたり、慣れしたしんだやり方をあきらめるのもなかなか難しいと思いますが、水星が逆行しているので、この夏休みには遊び回るというより、新しい技術の習得に時間をかけるのもよいでしょう。
例えば、昭和レトロブームのような感じです。
昭和レトロ、といっても、当時のままだと単に古いだけです。
獅子座の水星は、「これって盛り上がるでしょ!」「楽しい!」を自分の視点から伝えてきます。
また、見せるという事、映える事は得意なのですが、ちょっと一方通行なところがあります。
乙女座の水星は、その視点や伝え方を客観的に分析をして、丁寧に説明したり役に立つことをアピールしたりします。
この乙女座から獅子座に水星が戻っていくと、実務的なデザインは便利だけど、アガらないよね?とか
楽しそうだけど、それって、役にたってるの?という反省もでてきそうです。
昭和レトロ家電であっても、令和の生活あうようにスマホとつなぐコネクターがあったり、楽しいだけじゃなく、生活に取り入れられる事がコツなのです。
また、この水星逆行の前後、水星が海王星と冥王星を150度でつないでいく配置が起こります。
7月25日から27日
8月14日から16日
9月8日から9日(冥王星は山羊座へ逆行して戻っている)
冥王星も海王星も逆行していて、通常モードではありません。
コミュニケーションややり方という水星が制限をうけ、根底から変っていくしかない、しかも、そのやり方は通常ではない、という配置です。
(ついでにいうと、山羊座に冥王星がもどってもまた、このポイントを水星は逆行で2回通過し、このあと金星や太陽もここを通っていきます)
「自分中心のコミュニケーションが良くないのはわかるけれど、それって気にしすぎじゃないのか」
「仕事のやり方を変えるしかないのは、わかっているけれどそもそも、それって正しいのか」
というところが読めて、なかなか難しいのです。
水星逆行あけの水瓶座の満月の時期もストレスがかかってきそうですが、その後、9月には逆行している冥王星が山羊座にもどります。
やり方を変えようよ、いやいや、変えられないよ、という綱引きのなか、「根本的な問題はこれだよね」ということを、この水星逆行で掘り起こしていくものテーマなのだと思います。
理由を分析したり、証拠をそろえたり調べることはあっても、自責しない、自分を責めないことです。
月が火星、木星に近づいていく様子が実際の空で見られます。早起きしたら、あるいは、眠りが浅くて目が覚めてしまったら、ちょっと空をみてみませんか?
ひと月で巡る月が再び火星、木星に接近
( 国立天文台から https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/07-topics03.html )