3月14日乙女座で満月があります。
この月食は日本でみることができます。
北海道・東北地方(一部を除く)・関東地方東部・小笠原諸島で月出帯食(月の出のときの月食)となります。
月食の中心は太平洋、アメリカ、ヨーロッパの西部です。
NASAのサイトから → https://eclipse.gsfc.nasa.gov/LEdecade/LEdecade2021.html
食の影響は前倒しの事も多く、1週間くらいまえから影響がある方もおられます。また、月がみえないからといって影響がないわけではありません。こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/29502
さらに、この食がその方のホロスコープのどこで起こるかも関係するので、個人における影響はさまざまです。
食という事でいうと、月食より日食の方の影響を強く読んでいるのですが、今回の月食については、社会的な影響というより気持ちが揺れたり、不安になることが大きい月食だと思っています。
(このあとの春分図に近い配置であったり、軸に天王星があったり、このあとすぐに水星が逆行を始めます。また一度、牡羊座に入った土星がこのあたりにまで戻ってくることなども注目しています)
太陽は、8ハウス手前の魚座。月は、2ハウス手前の乙女座。
社会的に読むと、海外から、特に同盟国(アメリカ、あるいは中国)の財政の状況や要求に従って、日本の指導者、経営者は動いて(奉仕して)います。
それに対して、国民、私の生活費が不安になります、と読めます。
MCにかかっている天王星があるのですが、政府のやり方の変更があります。
そして、月食であれば、国民(自分)の収入がなくなるのではないか、という不安は大きいのですが、できることはやります、というアセンダント乙女座があるので不満や不満はあっても、我慢をしてしまいそうです。
個人で読むと、会社や組織の方針が変わる事があるのですが、そういった相手のニーズにあわせようとしていきます。
自分の収入に対する不安があるので、どうしても相手の要求に応えていかなければならない、と思っている事もあります。
11ハウス火星についても、将来、家族や自分の居場所を確保するためにも、今は、我慢する、という事が読めます。
この火星については、この時は順行に戻っています。
金星は逆行中で、水星はこのあと逆行を始めるのでほぼ留まっています。
人間関係、約束、予定、コミュニケーションなど身近なできごとで混乱をしそうな時期です。
ただ、この水星と金星の逆行は、それが「悪い」ことではなく、春分点を土星や海王星が超えていくことを、日常に落とし込んでくるということもあると思います。
将来や方向性が決まらない、決まったとおもったら過去から呼び止められるような時期ですが、自分の目標をしっかり確認することが大事です。
この満月でも太陽に土星が重なっており、自分の目標や限界といったところを確認することになりそうです。
それは以前に金星の逆行、水星の逆行、あるいは太陽と土星が重なることで書きましたので、お読みください。
水星の逆行についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/87423
金星の逆行についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/87236
太陽と土星が重なることについては、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/87319
アイキャッチは、乙女座24度「メリーさんと、メリーさんの子羊」
まぶしいくらいの純粋さの度数。AIもなかなか可愛い二人(ひとりと一匹)を描いてくれました。
羊はいけにえにもされる動物で、メリーさんは聖母マリアだとしたら今回の月食は、春分点をこえていったドラゴンヘッド、行き来する海王星などのスピリチュアルな段階をひとつあがることを読めます。
一方で、土星もこの春分点を行き来します。
いけにえの羊は、純粋なままでしょうか。犠牲となっていることを自覚するのでしょうか。
気持ちが不安定になりがちで、感情が大きくなりがちなときなので、つい反応してしまうときです。
しかし、本当に自分に関係のあることなのか、本当にそう思うのかをちょっと立ち止まってみてください。反射的に反応しないようにしましょう。
月が木星、火星に寄り添ってにぎやかな空を見上げてみましょう。
(国立天文台のサイトから → https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/03-topics03.html )
チャートは、さくっとホロスコープ作成 さんでつくりました → https://nut.sakura.ne.jp/wheel/horo.html