今回、実は参拝予定には入っていなかったお宮です。
今回のように遠出をする時は、時間の制約があるので、一応、巡拝のルートを決めているのですが、ご当地にうかがってみて、動いているうちになんとなく「ここは行かないとだな」と思う場所が、どうしてもでてきてしまう事があるのです。
今回は、こちらの神社でした。
うしろに見えるのが関門橋。スケールの大きな建造物がすぐそばにあると、なんだか空間の認識がおかしいことになります。
なかなか雰囲気があるのですが、北九州銀行レトロライン「潮風号」が走っているようです。
北九州銀行レトロライン → https://www.retro-line.net/
そして、お宮が関門海峡のすぐそばにあるので、この関門橋の橋脚が神社の境内、というか敷地の一部に建っています。
国家のプロジェクトだし、大事な建造物なので「イヤです」とは言えないところだろうと思うけど、神さまテキにはどうなんだろう。
左下に建物が映り込んでいますが、この距離にこの巨大な橋脚があります。

この橋を通り過ぎる車の音が響いています。ちょっと耳に残る音です。
いただいたご由緒書にもサイトにも説明はありませんでしたが、ほぼ海につきでている形なので、ご神事のときとかに使われるんでしょうか。
こちらでは和布刈神事(めかりしんじ)というご神事が催行されるそうです。
和布刈神社の和布刈神事(公式サイト) → https://www.mekarijinja.com/mekarisinji
関門海峡の東側の住吉神社でも和布刈神事は催行されていると聞きました。
長門國一宮 住吉神社 大楠 の記事で → https://divinus-jp.com/archives/94144
海中からあがってきたような感じです。
鳥居をくぐって、階段の先にでます。
海に入れる、あるいは、海からあがってくる階段があります。

この上の橋を通り過ぎる車の音とともに、潮の流れの強さ、速さが恐ろしいくらいです。
すごいので、動画にしました。
ご祭神は撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかいつひめのみこと)で、天照大神の荒魂。
別称として瀬織津姫(せおりつひめ)という月の女神であり、穢れを祓う禊ぎの神さまであり、潮の満ち引きを司る導きの神さま、とご由緒書にありました。
神さまに女性、男性の区別はないと思うのですが、「姫」というより「荒魂」の側面、男性的エナジーを強く感じます。
この東側は、壇ノ浦であり、水底のお宮に入水された安徳帝のお宮である赤間神宮があります。
そこで調べた潮流の強さの表をここでも貼っておきます。
今年のスーパームーン、2025年11月5日の潮の流れです。(海上保安庁のサイトから)

東向きから転じて、西向きに10ノット近くになります。
比較のために東京湾の同じ日。
もっとも早いところで2ノット。しかも東京湾は普段はべた凪なので、これでも凄く速い。
海からあがってくるモノに対して、ここは神域であることを示しているのだと思います。
左手に拝殿が見えます。
この拝殿もちょっとおもしろい感じで、海にむかって建っているんですけれど、一方、こちらの海からあがるのは側面からのように思います。
公式サイトのトップページの写真がわかりやすかったので、お借りしました。

鳥居が拝殿の海側と参道側にあります。
(手前の緑の屋根の建物は神域を示す赤い柵は瑞垣でしょうか。入り口でみえた建物で、道路から降りてくる別の参道の鳥居もあります)
なんだか厳密に守られている感じ。
強力な潮を感じます。
青島神社も、鵜戸神宮(うどじんぐう)も強力な海を感じましたが、こちらは潮流の怖さがあります。
青島神社については、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/46295
鵜戸神宮については、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/46147
ご神宝は海の神さまの安曇磯良(あづみのいそら)より授けられたという「満珠」「干珠」との事です。
「安曇磯良」って不思議なお名前だと思いました。
○○のみこと(尊、命)じゃない、という事は日本の古事記や日本書紀とは関係ない神さまなんだと思います。
帰ってから調べたら「安曇磯良」はもともと、海の民である安曇氏(阿曇氏)の祖神とも言われていて、現在はご祭神はかわっているのですが、もともと志賀海神社のご祭神だったそうです。
安曇族の広がりを調べると信州の安曇野まであってとても興味深いのですが、志賀海神社から始まったというのを考えると、今回、志賀海神社にお参りできてよかったな、と思いました。
志賀海神社にも、ここに先だってお参りしています。こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/86118
海の底にいるような感覚がありあます。そもそも、この地も海の底だったんだろうか。
この拝殿に向かって左手に門がありました。
そちらは、この神社が始めた海洋散骨の遙拝所になっており、散骨された方のお名前の碑がありました、
(公式サイトにはその写真もあるので、気になる方はそちらでご覧ください)
能はあの世とこちらの世のあいだにただようような演目が多いと思います。
和布刈も竜神のお話です。
能楽協会 和布刈 → https://www.nohgaku.or.jp/encyclopedia/program_db/mekari
後ろの建物は関門海峡を歩いてわたれる入り口の施設。
下関観光ガイドブック 関門トンネル人道 → https://shimonoseki-kgb.jp/spot/%E9%96%A2%E9%96%80%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E4%BA%BA%E9%81%93/
隣の建物は母屋と称されていて、イベントなどが行われているようです。
ここも、「止め石」があったりして、シャレオツ、もとい、モダンでおしゃれです。

こんなおしゃれな造り、地元のおばあちゃん、おじいちゃんわからないだろうとチラっと思いました。
(だって、なんとなくこの奥にトイレがありそうな入り口なんだもの)
ちょっと気後れするようなおしゃれな授与所にうかがってお守りなどと授与いただく間に、少しお話を聞いたら、数年前に中川政七商店さんがプロデュースされて立て直したそうです。
そして、ご由緒書をいただいたら、もれなく海洋散骨のご案内もついてきました。
サイトをみると、海洋散骨は、イチ押しくらいに書いてあります。
そして、ネットにはこの海洋散骨をフランチャイズする、というニュースも。
中川政七商店プロデュースとか、フランチャイズは継いだ神職がなさったお仕事なんだろうなと思いました。
中川政七商店のサイト 創建1800年の「和布刈神社」をコンサルティング → https://www.nakagawa-masashichi.jp/staffblog/blog/b369/?srsltid=AfmBOoq_TMFJLpWcVcwJ_L4kw8RuBX2Y4dvX
海洋散骨が増加 和布刈神社がフランチャイズ展開 神社の収益確保の解決策
お墓とか埋葬については、ひとそれぞれの考えがあるので自分のことを考えるのが精一杯なのですが、このニュースで伝わるように「神社の存続のため」というのは考えてしまいました。
人間なので生活はあると思いますし、神さまをお祀りする神社がなくなっていくのはとても悲しいことなのですが、フランチャイズ展開、という言葉がなんとなく世知辛いなとも思いました。
でも、このパワーの強さ、すごいな、と思いました。貴重なお宮です。
和布刈神社 https://www.mekarijinja.com/
対面鑑定・出演予定のスケジュール → https://divinus-jp.com/archives/37880
オンライン鑑定 → https://divinus-jp.com/archives/84608
電話鑑定・メール鑑定 → https://divinus-jp.com/archives/42185

