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エナジードリンク

ネットをなんとなく、眺めていたらエナジードリンクの記事をみつけました。
Rockstarを飲んだあとに、血圧と体内のやる気ホルモンであるノルエピネフリンが、30分で上昇した、とあります。
Rockstarロックスターは、480mlにカフェイン240mgを含むものを2本飲んでます。
で、この論文を読むと、やっぱり、血圧と心臓には影響があるなあと思いました。

カフェインは、頭をすっきるさせる効果があり、吸収もいいので、「なんとなく、眠い」「だるい」時に、30分くらいで「元気に」なるのです。
でもそれは、「元気になる」んじゃありません。
心臓を強く拍動させ、血圧をあげる。
また、脳を刺激して目がさめたような感じになる。
疲れがなくなったわけじゃない。元気になった気になるだけ。

以前から、エナジードリンクを飲んだ人に、心臓の発作や死亡の報告があったので気になっていましたが、こうして実験でも立証されてきたわけです。

JAMA. 2015;314(19):2079-2082. doi:10.1001/jama.2015.13744.
JAMA電子版で要約が読めます。

で、コンビなどで売ってるエナジードリンクを調べてみました。

1本あたりの

カフェインmg

レッドブル 80
眠眠打破 120
モンスターエナジー 142
エスタロンモカ内服液 150
ロックスター 120
お嬢様聖水 100
エスタロンモカ錠 100(1錠あたり)


ロックスターは主に、日本では250mlで売られているので、単純に見ると、量が少ないようですが、カフェイン濃度は同じ。
一番下の、エスタロンモカ錠というのはカフェインの「薬」です。
薬なので、注意書きがついています。

こんなのです。
moka

薬で売られているときは、注意書きもあるのに、コンビで売られている、薬より高いカフェイン入りのエナジードリンクがないのは、ちょっとヘンです。

カフェインは吸収がいいので、ぱっと「元気に」なるのですが、その反面、1時間程度で、3~10gを摂ると生命が危険になる、と言われています。
コーヒーなら5Lくらい。
モンスターエナジー2L以上。
実際に、コーヒーを5Lくらい1時間で、飲めるかといったら、そんなたくさんは飲めない、と考えているので、食品であれば、規制がないままなのです。

ただ、カフェインについては、とても個人差が大きく、500mgを越えると、心臓がドキドキする人が多くなります。
1gを越えると、急性の毒性の危険性も高くなり、注意が必要です。
「個人差が大きい」理由は、体内で消費される時に使われる
酵素という物質の働き方が、個人によって違うからです。
例えば、お酒に強い人と、弱い人がいるようなイメージ。

お酒といえば、エナジードリンクでお酒を割ったり、お酒を飲んだあとに飲むも、あまりおすすめではありません。
お酒の代謝に酵素が使われて、カフェインがいつもより、体内に多く長く留まります。
また、風邪薬のなかにもカフェインが入っているものがあります。

風邪をひいて風邪薬をのみ、元気をだそうとエネルギードリンクを飲んで寝酒をする、というのは、かなり避けたいところです。

やっぱり、「元気がでるから」といっても、あまり、習慣的に飲むのは、おすすめじゃないよね。