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飛鳥坐神社 本殿

飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)は、明日香の甘樫丘(あまかしのおか)の東にあります。
近くには、亀石や石舞台もあり、このあたりは、春日大社や興福寺のある奈良市とは違う、もっと、プリミティブな場です。

「・・・坐神社(・・・にいますじんじゃ)」は、このあたりにいくつかある神社の名前で、ナニナニの場所におられる神さま、という事。

なので、鳥居には、「飛鳥社」とあります。

手水。竹のひしゃくが、かわいい。

でも、この石の手水舎も、のちのち考えると、陰陽石に見えてくる。

鳥居の右側にあるものは、井戸です。
平安時代の歌集に歌われた歌が書かれていました。

「飛鳥井に宿りはすべし をけ かけもよし 御水(みもひ)もよし 御秣(みまくさ)もよし」

飛鳥井の水の清らかさが讃えられた歌。
「飛鳥井には宿まるべきですよ。木陰もいいし、水もいいし、馬に与える草もいい」という意味らしいのですが、あとから、この神社に伝わるおんだ祭を知ってから、どうもこの歌も、ソッチの意味かよ!と思えるようになりました。
でも、この時はそんな事は知らずに、あ、今も水脈は生きてるんだ、という程度にしか感じませんでした。

神社の説明は、とりあえず写真を撮ることにしています。ウェブで載ってない情報もあるし、この神社は、公式サイトがなかったのです。

ご由緒からすると、もともとこの地方の神さま、実際にはこの地方を支配した豪族の祖先にあたる(とする)神さまのようです。
でも、気になるのは、ご祭神のなかでは、飛鳥神奈備三女火女神(あすかかんなびみひめのかみ)
飛鳥の神さまのいらっしゃる山にいる三人の女神さま、と読めるのですが、三人の女神といえば、宗像三女神を連想します。
ただ、ここは鳥形山のすそ野のお社。いくら、古代には奈良盆地には、大きな湾、あるいは池になっていて、大阪と水路でつながっていた、とはいえ、ちょっと実感しにくいし、もっと古い感じもします。
また、こちらに来られる前には、加夜奈留美命神社(かやなるみのみことじんじゃ)の加夜奈留美命(からなるみのみこと)が、こちらに遷座されたが、結局、もとの加夜奈留美命神社に本霊が残られたそうだけど、それも、ちょっとわからない。

不思議なご祭神だなあ、と思いながら、祓戸社でご挨拶。
お祓いさせていただきます。

拝殿。
ご挨拶します。

こちちらの扁額は、「飛鳥坐神社」
黒塗りのリッパな扁額のある神社もありますが、こちらも暖かくていいですね。素朴なお顔。
そして、不思議な独特の強さのあるところ。
でも、神さまの強さじゃなくて、むしろ、こちら側、生きて側の肯定感。

拝殿の向こうの本殿も見えるのですが、すごく飾り気がない。
畏れ多い方がいらっしゃる感じがしないのです。

拝殿には、少し山を上がってくるようになっているので、普通でしたら、山を拝する神社が多いのですが、ここはそうではありません。
むしろ、拝殿の奥から、田んぼの広がる鳥居の方向へ流れていく感じです。

神さまもよくわからないけど、なんだか、不思議な強さのあるところだなあ、と思っていたのですが、あとになって、理由もわかってくるのでした。

飛鳥坐神社 奈良県神社庁のサイト

加夜奈留美命神社 奈良県神社庁のサイト