ワタクシの事で申し訳ないのですが、生まれたのはこの近所。
いまはもう、なくなってしまった江東デパートのコーヒースタンドのぶ厚いトーストは、美味しかったなあ。
でも、この観音さまは、お参りをしたことはありませんでした。
それは、江東デパートの向かい側は、子どもは行かないエリアだったから。
行ってはいけない、という雰囲気もありましたが、馬券売り場があって、いきり立ったおじさんや、酔っ払いがいてコワかったのです。
そして、今も(あれでも笑)小ぎれいになったとはいえJRAがあり、昼間から競馬新聞片手に飲んでいるおじさんもいるのですが、私は子どもでなくなったので(笑、もう大丈夫。
小さな、といっていいお寺の入口。奥に鳥居が見えます。
観音様にお参りします。
この江東観音は、この奥に見える清昌稲荷大神のお告げで、こちらに水沢観音の別院として創建されたそうです。
そのお告げは、1932年に女性にこの清昌稲荷がおりてきた、という事です。
この女性は、水沢観音で修行したことから、こちらに江東観音として創建されたそうです。
清昌稲荷社の途中に、こちら高盛大神とあります。
こちらは、男性っぽいけど、こちらもお稲荷さんみたい。
こんなところに、水はないだろ?と思っていたんですが、涼やかな水音がありました。
思えば水沢観音のおられる水沢も水が清くて、おうどんが美味しい場所。
小さいながら、橋がかかっていて、のぞくと水が動いています。
お参りしました。
出世弁天様なので、芸能、人気運でしょうか。
となりはパチンコ屋さん。向かい側は、昭和の九龍城砦(くーろんじょうさい)。
近くにラブホがあって、昼間のこの時間に出勤していくお姉さんがいました。
この錦糸町の楽天地のこの繁栄は、この観音さまと、このお稲荷さんが引っ張ってきたものだと思うのです。
人間の「・・・したい」というのは、欲と言われるけれど、生きるエネルギーそのものだと思います。
欲望を引き寄せて、しかも上手くコントロールするのは、それなりの大人にならないとね、ということで、このあたりは子どもは近寄れないのだと思いました。
このあたりは、関東大震災、東京大空襲で多くの人がなくなり、また、古くから水と地霊、モノたちのカゲが多くある場所です。加門七海さんの著書をご紹介します。
江東観音 (五徳山 江東寺) 天台宗東京教区のサイト