太陽は、2ハウス水瓶座。月は、8ハウス獅子座。
キレイに読むと、他者や対象との深くつきあっていくと、その違いから自分らしいあり方、個性がわかってくる満月。
リアルに読むと、美味しいご飯を食べるなら、あなたにおごってもらうのも楽しいけれど、自分でちゃんと稼ぐことも必要だよ、という満月。
(パーティー券という名前でお金をやりとりしてました、とも)
引き継ぐものという意味もあるので、この数年、あるいはもっと長い時間のなかで、ガマンしたり自分を抑えたりしながら受け取ってきたものをやっと、自分のものとしていけるときだと思います。
あなたと私は違うのでコピーではないし、共有できないこともあります。
そして、受け取った、といっても受け取るまでの苦労もあります。
でも、その経験がムダだったかというとそういう事はありません。
対象に深く関わっていったので、自分とはここが違うとわかってくる結果となっています。
それは理論として、結果としてはわかってくるのですが、一方でいままでの時間を考えるととてもさびしいような厳しい気持ちにもなりそうです。
そしてこの満月では、その苦労して受け取ったことが自分を際立たせ、それを広く他者と共有していこうという流れもあるのですが、一方で共有するのではなく独り占めしたい、という矛盾した気持ちもあります。
太陽が冥王星と近くにある満月で、ドラゴンヘッドと山羊座の火星、水星がスクエア。
社会的には隠されていたことが発覚し、あるいはいままでのルールはちょっと通用しないよね、という時期なので、バタバタとしそうな時期です。
一方で、見えない問題に焦点をあててきたということであれば、新しい流れがやってきている時です。
木星と土星のセクスタイル → https://divinus-jp.com/archives/76257
この満月が新月のときは、冥王星は山羊座にありました、その後、冥王星は山羊座で太陽をかさなって、水瓶座に入りました。
しかし、火星や金星などはまだ、山羊座にあって冥王星が水瓶座に入ったからパッと雰囲気がかわるという感じはないと思います。
このあと30日には山羊座の火星と牡牛座の天王星がトラインという配置に、乙女座に月が入るという配置になります。
すると、ますます土のサインが強くなっていくので山羊座の冥王星の時代にあった「圧力」「権力」「組織」の破壊と再構築が再度、思い出すような事もおきそうです。
ただ、この獅子座の満月は風の時代、水瓶座の冥王星時代入りを示すものです。
「引き継ぐ」というのは山羊座冥王星時代、土の時代から、本格的な風の時代、水瓶座の冥王星時代入りに引き継がれる満月です。
現実としてはちぐはぐな土の要素が強く感じられることもありつつ、時代の流れが変わっていくのです。
冥王星と重なって自分自身がわからなくなってしまうような破壊を経て、自分らしさというエネジーは「私はこれが好き」「これがしたい」という獅子座の気持ちからチャージされるものだと思います。
自分のものをしっかりカタチにしたい土と、人と交流して共有していこうという風が交差するような満月。
土の時代と風の時代をまたいでいくような満月です。
水瓶座の冥王星についてはこちらの記事です → https://divinus-jp.com/archives/72495
また、太陽と冥王星についてはこちらの記事です → https://divinus-jp.com/archives/74319
山羊座の火星についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/74604
この満月のあと天王星が逆行を終了し、全天体が順行となっていきます。
天王星は前へ動き出すまで時間がかかるので、すぐにではないのですが、すこしずつ時代の流れが進んでいくと思います。
一方、この時期、火星とノード軸がスクエアとなっています。(だいたい、1月29日ころ)
「いままで」と「これから」を火星が劇的につないでいくので、多くの人を巻き込んでスイッチを切り替えていく時期です。
不安定な時期でもあり、山羊座から冥王星を引き継いだ水瓶座に入っていく時代の切り替わりの満月です。
そのなかでも自分ができることを具体的にやっていくことはできます。
フワフワして焦ってしまうのですが、落ち着いてやっておきましょう。
そのあたりはこちらの記事で。木星土星セクスタイルの記事 → https://divinus-jp.com/archives/76257
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。