最初はここから始めますね。渭伊神社→いいじんじゃ、です。
渭は、水、川を意味しており、伊は、神杖を持つ形にニンベンで、神さまの意志を伝えるものを示すらしいです。
水と神さまに関連している古い聖地なんでしょうね、というのは 渭伊神社の記事 でも書きました。
拝殿にお参りして、境内のお宮にお参りしたあと、本殿うらの天白磐座に上りました。
登山といっても、5分もかからないくらいのウラのお山です
そもそも、天白ってナニ?というのは、最初にこの渭伊神社 (いいじんじゃ)の入り口にあったこのお宮をみたときに思いました。
天白(伯)という神さまに、東京の自分がなじみがなかったのです。
帰ってから調べてみたら、治水で農業を守る神さまらしいのです。
すぐ近くに神宮川が流れていますが、その川の治水の意味が大きいのだと思います。
それに加えて、この井伊の谷の向こうには天竜川が流れています。
暴れ天竜川と呼ばれている川です。川が運んでくる畏れと恵みをお祈りする神さまであって、この後ろの天白磐座遺跡もそうした場所だったのかもしれません。
しめ縄があって、小さな祠(ほこら)があります。
ご挨拶します。
大きな左右の岩の真ん中に細い通路のような空間があります。
その周囲に少し小さめの岩がいくつかあります。
この大きな岩の周りで、輪になって歌ったり舞ったりして、あるいは、岩の間から見える先にあるものに向かって祈っていたのでしょうか。
こうした石の遺跡は古墳でもなく、神社やお寺でもない雰囲気があります。
普段は、子供たちの遊び場になっているのかな。
天白磐座から降りてきたら、三角の山がみえました。
奈良の大神神社の三輪山のような美しい三角の山は信仰の対象になるのです。その昔は磐座から、あるいはこの境内から祈りをささげたのかもしれません。
天白磐座遺跡のサイズの大きな写真は、待ち受けにどうぞ集のページにあります。
渭伊神社 静岡県神社庁のサイト